ご訪問くださり
ありがとうございます![]()
会話が成り立たない時とそうでない時。
そんな中でのバレンタイン
仕事帰り、チョコレートを持って病室へ。
特に何も言わなかったけれど『美味しい』
そういって食べてくれていました。
そして翌明け方前の午前3時過ぎ
私の携帯に主人からの電話。
何事かと思い、電話口に出ると
主 『俺 なんで〇〇小学校にいてるん?』
私 『病気で入院しているから学校
じゃなく病院やで』
私は、せん妄の症状で電話をかけてきたの
だと思ってました。
しかし、よく聞いてみると電話口から歩く
足音が聞こえます。
もしかしてと思い、外にでて
小学校の方へ向かうと
そこには紛れもない主人の姿がありました。
(当時の自宅は小学校がすぐ目の前に
ありました)
痛み止めの点滴をされていたのも外し
家に向かって歩いています。
私の後を娘が追いかけてきていたので
二人して両脇を抱え家に入った時、
主人は『やっと帰ってこれた』
そう言いました。
温かいお茶を飲みたいと言うので、
お茶を飲んでる間に
病院へ連絡をし、抜け出してきた事を伝え
直ぐ娘達と共に車で病院へ向かいまいした。
とにかく呼吸するのがやっとの
状態でしたので
車の中でも何度も主人に声をかけ続けました。
息が途絶えてしまうのではないのかという
不安を抱えつつ
どうにか病院へ到着し、主人は処置室へと
運ばれました。
少しの仮眠をとり、朝から娘達と病院へ
いきましたが
主人は自宅へ戻ってきた事を
全く覚えていませんでした。
翌日の夕方、容態が悪いと電話があり
慌てて病院へ行くも
訳のわからない行動をしています。
咳込みベッドの上で水を飲み、
背中をさすっているとき
一瞬、正気に戻り、
主人が『ありがとう』と言いました。
娘達も病院へ駆けつけ、
右手は二女が、左手は長女が手を握ったまま
旅立っていきました。
思い返すと 背中をさすっていた時の
『ありがとう』が
最後の言葉です。。
癌だと知ってから
あっという間の1ヶ月でした。
そしてこの12年間、パジャマ姿とスリッパで
何故主人が病院を抜けだす事ができたのか、
あの状態で不審がられることなく、
タクシーに乗車でき
何故自宅に帰ってくることができたのか
不思議で仕方
ありませんでした。
最後までおつきあいくださり
ありがとうございました![]()