久しぶりに引き込まれた日本のドラマ、なんと2日で観終わりました。画面の暗さや赤色の使い方がどこか《華燈初上》を彷彿とさせる。
母が細木数子の番組好きでよく観てた。私はあまのじゃくでみんなが飛びつくものが好きでなくて。とは言え、ここ数年の韓ドラはブームに乗るのが遅いけど好きなんで単に趣味が違うだけか(笑)
どっかで聞いた話だが細木数子の占いは当たらないけどご本人の運はよい、との事。私は占いには懐疑的。
人は人生の岐路で悩んだ時に実は本人の中では進みたい方向は大体決まっているのではないかと思う。でも自分が間違った選択をしちゃうんじゃないかと不安になり、誰かに道を決めて欲しいという気持ちから占いに頼るんじゃないかと思う。私は自分の将来を他人に決めてほしくない、“我的人生我为主”なんてかっこいい事は言えないが直感に従って選んだことが結局正しかったというのが理想だと思う。
その為には普段からとにかくいろんな選択をしてたまには失敗するかもしれないが、小さい事なら失敗してもまた挽回できるんだし自分で取捨選択する経験を繰り返し正しい選択ができるように直感を鍛える訓練をしたらよいんじゃないかな。
人は結局「選択」がすべて。
話がそれたが、ここからちょっとネタバレかも。
細木数子は何度も打ちのめされる程の酷い目に遭ってきたが、それを他人に対しても行い富と地位を築いていく。細木数子があんな風になってしまった理由がドラマの話が事実なら理解もできる。
だけど、いくら騙されたり立ち直れない程酷いことをされようとも他人に同じ事を敢えてしない人もいるし、細木数子のようにやってしまう人もいる。それも「選択」だ。自分可愛さに、自分さえよければ他人に酷い事をやってしまってよいのだろうか?あまりにお人好しだとこの世で生きて行くのは本当に厳しいが、かと言ってあそこまで強欲なのも考えものだ。
人間いくらかグレーな部分がないと生きていけないかもしれないが、あんだけ強欲なのも結局自分の「業」となって返ってくるような気がする。
戸田恵梨香の演技が圧巻。私は少し前に細木数子のドラマ撮影の話を聞いた時に主演をなぜか沢尻エリカと聴き間違えていて沢尻エリカよく決断したなと思っていたが、彼女があの役をやったらまた違った面白さがありそう。彼女自身もいろいろあった人だからあの役を演じたらすごい物が出てきそうで。
今日、某番組で東京で製薬会社でバリバリ働いていた女性が何度も石垣島に旅行に行く度に島に魅せられ、ついには移住し民宿を経営しているという話を見た。島では鎧を着る事なく本当の自分をさらけ出すことができるという話を聞いて本当に幸せなのは素の自分で自然体で生きられるということじゃないかと思った。
騙されるんじゃないか?バカにされるんじゃないか?強い自分でいなければ、と鎧を着て本心を出すことも人を信じることもできない虚勢を張った生活なんてしんどいし幸せでもない。たまたまこの数日に見たそれぞれの話があまりに究極で考えさせられた。弱みを見せてもそれでも寄り添ってくれたり助けてくれる友人や家族がいるということはお金では買えない尊い物だ。この世がそんな人ばかりなら戦争もなくなりそう、人間はいまだその域に達していない。
選択って大事。いくら豪華な家や車やうわべだけの友人がいても心が満たされることはない。それでも細木数子は自分の生き方に後悔はないのでしょうね。
そうそう、細木数子の小説を書きたいという物書きの役で伊藤沙莉さんも出演している。
