いそがしバンドは二つ三つ仕事をこなした後
六本木に場所を移した

そのころは、まだ音楽を使って、笑いを作るということが、まったくの手探り状態

とりあえず、ウガンダとか島田さんが仲良くしている、ベイというお店に、練習をかねて出演者していた。
小さいお店だったが、客がすぐ近くで反応がよくわかり、とても勉強になった気がする

その後、マイプレイスというお見せのオーディションを受け、出演することになった

店は踊りのフロアもあり、かなり広い作りだった。
この時点では、この店が、いそがしバンドの
原点の場所になるとは、思いもしなかった

マイプレイスはこの時、客が入らず、つぶれかかっていた

しかし、いそがしバンドが出演して、
一月二月たつと、評判が評判を呼び
いつのまにか、連日、満員

入れ替え制になったほどだ。

しまいには、客をさばききれず、女性同伴じゃないと、店に入れないようにまでなった

この時、ドリフの加藤さんとか、中本さんとかが来店して、女性同伴じゃないので、断られたと、あとで文句を言われた思い出がある

ま、ネタはかなり面白くはなっていたが、いま考えると、六本木の客むけだったことは確かだ

ほかの店にも、出演を頼まれて、いろいろ掛け持ちをしたりしていた

なんと、六本木の町をオートバイを使って
走りまわっていたのだ

ま、俺たちは
文字通り

いそがしバンドになった