「24時間のうち、睡眠・食事・お風呂以外はすべて仕事をしている感じがする…」 | 「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

共感的コミュニケーション(NVC)×神経の仕組み(ポリヴェーガル理論)で、
関わりの迷い・イライラ・すれ違いを減らし、親子関係が自然と整うヒントが詰まっています

ここ最近、学校の先生のお仕事をしていらっしゃるお客様とのカウンセリングが続きました。

どの方も本当に仕事が大変だと悲鳴をあげていらっしゃいました

先日、先生の一日の平均休憩時間が6分というデータを見ました

 先生の労働時間は10時間を超えているので、労働基準法を適用すると、本来なら1時間の休憩時間が必要なはずですが、実態はその10分の1なのだそうです。

休み時間には次の授業の準備をしたり、子どものけんかの仲裁、給食の時間は基本的には休憩ですが、ゆっくり給食なんて食べる余裕はありません。

特に低学年だと、牛乳をこぼしたりお汁をこぼしたり「これ食べれません」「残してもいいですか」…。

結局飲むようにして食べて、子どもの世話に追われたり、連絡帳の返事を書いたり、テストの採点や宿題の丸付け、プリントの準備。

トイレに行ってる時間もないので、膀胱炎になってしまう先生も多いとか

子どもが帰った放課後は会議に研究、出張…。

仕事を持ち帰るのも当たり前。

部活や大会があれば休日返上で引率。

夏休みや春休みだって子どもは休みでも先生は仕事です。

「24時間のうち、睡眠、食事、お風呂以外はすべて仕事をしてる感じがする…」とおっしゃった方もいました

削減はされてきていますが、学校行事も次から次へとあるので気持ちが休まる時期がありません。

まじめで熱心で一生懸命な先生ほど仕事をたくさん抱えて身をすり減らすようにしてお仕事されています。

保護者や地域からの学校に対する要望は年々高まり、教員の資質向上をうたった研修は増え続け、自分自身や自分の家族との時間はほとんど持てない…。

仕事が休みの日でも、頭の中は仕事のことが離れないので精神的に解放されるときがない…。

本当に忙しく心がすさんでいってしまう毎日だと感じます。

でも、そんな先生たちの実態の一方で、「学校ではなにも教えてくれない」「学校がちゃんと対応しない」「担任を変えてほしい」という厳しい保護者の声もよく耳にします。

確かに、人として首をかしげてしまうような先生も中にはいるかもしれません。

でも、私が知っている多くの先生たちは、とても真摯に教育に取り組んでいらっしゃる方ばかりです。

学校と先生に求めすぎなのではないかなと正直感じてしまうときもあります。

学校も先生達も信じられないような忙しさの中で、子どものため、保護者のため、歯を食いしばって頑張っている方がほとんどです。

学校や、たった一人の担任が、子育てを全て請負うなんて不可能です。

子どもを育てるのは社会全体です。学校と先生はその一つでしかありません。

学校と教師に何でも押し付けるのは違うと思います。

もちろん家庭だけに押し付けるのも違います。

子どもを育てるのは「学校・家庭・地域」の三者です。どれが欠けても歪みが生まれます。


そんな中、こんなニュースも見ました。

 “スクールカウンセラーなど学校職員に”
 
いじめや不登校などの問題に外部の専門職とともに対応する「チーム学校」という仕組みの導入について検討してきた文部科学省の審議会は、法令の整備を行ってスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどを新たに学校職員として位置づけるとする案をまとめました。

「チーム学校」は、教員が授業の準備や子どもたちに向き合う時間を確保するため、いじめや不登校などの問題に外部の専門職や地域の人たちとともに対応する仕組みです。

スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど心理や福祉の専門職、それに部活動の指導や顧問をする外部の人材の導入を促すため、法令の整備を行って新たに学校職員として位置づけるとしています。

また、大規模校を中心に養護教諭を複数配置するほか、障害のある子どもたちへの特別支援教育を充実させるため言語聴覚士などの専門職の配置を進めるとしています。

中教審は来月、この案をもとに答申する予定で、文部科学省は来年には必要な法令の整備を進める方針です。



みんなで大切な子どもたちを育てていきたいですね。