先日、久しぶりに東急田園都市線の二子玉川を散歩してきました。
高層マンションやショッピングセンターが立ち並び
数年前とは景色が一変、
知らない未来都市を歩いているようで
圧倒されたのですが、
ふと整備された街路樹の根元に
クローバーがびっしり生えているのを見つけ
ああ、ここだけは昔の二子玉川と変わらないな~と
少しホッとしました。
ところで、クローバーのような雑草は
「雑草のようにたくましく」などと言われ
強い生き物の例えのように使われますが
実際雑草というのは、決して強い植物ではありません。
ジョン・フィリップ・グライムという
イギリスの植物学者は、
植物の成長戦略を「CSR」といって3つに分類しました。
C型は「コンペティティブ」(競争型)で
これは文字通り競争に強いタイプ。
自然界は弱肉強食の世界。
他の植物より高く伸びて光を浴び、
水を吸い上げる能力のある植物が
生き残っていく、ということです。
S型は「ストレストレラント」(ストレス耐性型)
競争型がとても耐えられないような
過酷な環境に適応できるタイプです。
砂漠でサバイバルできるサボテンなどが、まさにこれ。
R型は「ルデラル」型(撹乱耐性型)
簡単にいうと、競争をうまくかわし
複雑で不安定な場所で生き延びようとするタイプです。
水も養分も太陽の光も十分ある安定した環境は
どの植物にとっても居心地がいいですよね。
そうすると、当然強い植物だけがサバイバル勝負に勝ち
生き残ることになります。
ところが、不安定な場所、
例えばしょっちゅう草刈りが行われる田んぼのあぜ道などには
タンポポとかスミレとかペンペン草とか
けして強いとは言えないタイプの植物が、
すくすく育ってますよね。
アスファルトの隙間から生えている、
根性大根みたいな植物もその類です。
彼らは「こんなとこで育つのイヤだな~」と
他の植物が避けそうな場所を、
わざわざ選んで競争を避け
したたかに生きているということなのです。
なんだか人間社会の縮図のようで面白くありませんか?
声が大きくお金と権力にモノをいわせる人とか
上司にどんなにひどい扱いをされてもひたすらゴマをする人とか(笑)
男性社会ではよく見る光景ですが
しなやかでしたたかに競争社会をすり抜け
自分の立ち位置を見つける、なんていう芸当は
女性のほうがずっと上手のような気がします。
雑草のように、しなやかでしたたかに生き延びたいと思ったら
人間も、他の人が避けるような、
居心地が悪い場所にどんどん出て行くことが必要なのかもしれません。
2015年は、これまでとは全く場所に積極的に出て行き
「私ってこんなこともできないんだ・・・」という
とほほな経験、居心地の悪い経験もたくさんしました。
でもクローバーが教えてくれることによれば
それは伸びしろ(笑)
来年も居心地の悪い場所に飛び込んでいこうと思います。
そして、私と一緒に花や押し花で人に幸せを届けようと思ってくれる女性たちや
より多くのみなさまに
より豊かなものをシェアすることができる人でいたいと思います。
ということで、レッスンは約2週間お休みをいただき
しっかり充電します!
(ブーケ、婚礼のお仕事は、年末29日まで営業します)
みなさんも、どうか楽しいクリスマスをお過ごし下さい。



