せっかく看護職に復帰したので
自分の経験談も
何かの役に立てばと思い、、、
カテゴリーを作ってみました。
山ほど体験談の中から
少しずつ
書いてみたいと思います。
介護職の人は
母性が強い人が多い。
働いている職場によっては
適性テストを受けたことが
ある人もいるかもしれません。
母性=優しさ、包容力、受動力
父性=責任感、公平性、積極性
などなどの
他にもたくさんの意味合いが
あったと思いますが。
介護職が長い方
または
自分で向いていると
思っている方は
圧倒的に
父性結果が低く
母性結果が高く
でます。
いえば、
世話好きな人が多いのですね。
「ええよ
やったるやったる」
「まかしとき」
それはそれで
頼もしいのですが
父性が欠けていることを
自覚できないと
意外に大変なことになります。
昔、施設で働いていた時。
朝方、わたしが
出勤すると
血圧が測定不能に
なっている方がいました。
意識はなく、
すぐに救急車手配をして
蘇生(生命回復処置)は
間に合ったのですが。
事情を聴くと
すでに6時間前から
その状態だったそうです。
驚いたのは
それだけではありません。
彼女たちは
けしてその利用者様を
放置していたわけではなく
そばに付き添って
5分ごとに
血圧を測ったり
呼びかけを行ったり
しているのです。
それを
記録に残していました。
私は聞きました。
なぜ
救急車を呼ばなかったのか?
夜勤明けの
彼女たちは言いました。
「もうかわいそうでしょう。
これで終わりにさせてあげようと
思ったの」
そう泣きながら言いました。
嘘のようですが
本当のはなし。
こうやって
近づきすぎると
自分たちの立場を忘れてしまうほど
のめり込んでしまうのです。
(今回、安楽死の話とは別に
させてくださいね)
老人施設というのは
家族も面会に来ない
老人の方が
たくさんいらっしゃるのが現状です。
介護職の方たちは
本当に良くケアをなさいます。
私はそういう母性を
とても微笑ましくも思い
とても危険だとも思うのです。
密接してケアをしているうちに
家族より
家族のような気持ちになること
があります。
それに当人たちが
気づかないことも。
老人の方たちは
施設においての生活は
人生の終焉です。
しかし、
先端医療が進んでいて
なかなかお迎えが来ても
自然に逝かせてもらうことが
できません。
胃瘻造設にて
誤嚥性を肺炎を繰り返し
ゼイゼイと苦しい呼吸を
繰り返しながら
入退院を繰り返して
また状態を持ち直す。
でも楽な状態なわけじゃない。
長生きをすることに
本人の気持ちを察すると
見るに堪えない辛さを
感じることは多々あります。
でも。
わたしたちは
家族じゃありません。
生死の境を決められる
神でもありません。
医者でも
死の選択肢をとることが
できないから
こういう
延命を延々と繰り返すしか
ないのです。
もちろん
そう言う話を
私から
彼女たちにも
したわけですが。
介護職の母性強い人は
そういう理論を
屁理屈と
冷たさと
とらえることが多いです。
同じ施設で働く職員で
同じ人間なのに
介護職と
看護師と
いう職業に
差別意識を感じて
素直にとってくれることは
あまりありません。
でもね。
看護師だって、、
いえいえ、
ワタシだって人間です。
感情だけで言えば
その考え方が
すべて間違っているなんて
言えません。
一人の人間の考え方として
あるある。と言いたい。
でも、
これは仕事です。
これは業務です。
私たちは法律にのっとって
仕事をしているのです。
それをわきまえずに
理性や理論を
失くして仕事をするから
こういうことになるのです。
悔しいのなら
法律を変えないとなりません。
延命の方法を
考えたいなら
たとえ放置しっぱなしの
家族であっても
身内に相談するべきです。
わたしたちは
おしごとなのです。
現在、、、これからも
高齢化社会は
どんどん進みます。
介護教育も
進んでいるようですが
教育を受けられるような
大手の施設は一部です。
しかも
施設自体は
介護職をどうやって
安い賃金で働かせて
利益を得るかしか
考えていない会社が
はっきり言いますが
ほとんどです。
しかも、、、
問題発言かも知れませんが
介護職は
採用の窓口の幅が
広すぎる。
いえば経験者じゃなくても
教育を受けたものじゃなくても
仕事はできるようになっています。
介護福祉士など経験などを
考慮しているところもありますが
ほとんど、現状では
無資格でも入れることが多いです。
しかも入ってからの
教育システムが備わっていない。
人間の終焉のケアをするのに
道徳観念や
介護や死生観も含めて
教える人がいないことが現状。
「そんなん必要?
わたしら介護やで」
「そういうのは医療が
勉強すればいいんちゃうん?」
たいてい
介護職の人にそう
言い返されますが。
それは違います。
人として
人の最期に
たずさわる仕事ならば
知りましょう。
学びましょう。
よりよい最期を見届けるために。
見送る側として出来ることを
考えるならば
これは義務だと思います。
介護施設で働く
看護師は
教育義務があるので
どうかそのことを
教えてあげて欲しいと思います。
しかし、、、
なぜか軋轢がたえません。
溝が縮まりません。
医者も看護師も介護職も。
給料や立場の差別は
たしかにありますが。
その不満は
利用者の方には何の関係も
ありません。
それこそ、
自分たちの問題なので
国の制度を動かすように
運動しましょう。
仕事にぶつけるのは
お門違いです。
どうか皆で
専門的知識をぶつけ合って
現場の士気を高めて
レベルをあげないと
福祉現状が悲惨になります。
将来自分たちも
年を取ります。
わかっていることですが
家族の皆様も
どうか
施設に足を出向いて
職員を褒めて叱咤激励して
育ててもらいたいと思います。
家族からに
言葉をかけられることが
なにより
介護職の人たちの
支えとなります。
介護施設は
介護士たちが
頑張って
担っているのですから。
医者や看護師よりも
介護の人たちに
言葉をたくさん
かけてあげてもらいたいです。