▼写真AC: YNunberさん提供のフリー素材
八王子スーパー・ナンペイ強盗殺人事件は、平成の凶悪事件。
八王子大和田地区の「ナンペイ大和田店」 。
この店の閉店後に、スーパーの外階段から2階の事務所に売り上げを運んでいくのは、近所でも有名でした。
1995年(平成7年)7月30日。
当日は近くの公園でお祭りがあり、盛り上がっていたようです。
スーパー閉店後の21時15分。
強盗と思われる者が、フィリピン製のスカイヤーズビンガムという銃で女性従業員3人を一気に射殺して逃走しました。
元バーの経営者女性(稲垣さん 47歳)と高校生2人が頭を撃たれました。
500万以上の売り上げ金は持ち出されていませんでした。
お祭りに関係のある音と勘違いされ、発泡の音を聞いた近所の人たちは、誰も警察に連絡しませんでした。
発見者は、稲垣さんを迎えに来た友人。
番組では、ナンペイの関係者からは証言が取れませんでした。
当時は防犯カメラが乏しかったのです。
スーパーの防犯カメラも、録画機能がまだなかった。
DNA捜査が無かったので、必要なものが残っていない。
捜査員のタバコのポイ捨てが、事件捜査の邪魔となっていました。
捜査員の靴にカバーをつけていなかった。
その年は地下鉄サリン事件などがあって、多く捜査員がさけなかった。
稲垣さんは、かつてはバーを経営していて、数週間前にナンペイで働き始めたようです。
当時、被害者の稲垣さんの知り合いだった会社経営者が、重要参考人として、警察からマークされていたようですが、噂が広がってこの人も後ろ指を指されるようになってしまったそうです。
3名を事務所に残し、事件当時ナンペイの経営陣はどこにいたのでしょうか。
2009年に時効は無くなったので、今も10人の捜査員の人たちが捜査にあたっています。
懸賞金600万円もかけられました。
足形から割り出されたスニーカー、粘着テープも証拠の決め手とはなっていません。
後編では、重要な参考人とされた中国人のK なる人物をカナダから連れてきましたが、有力な情報が得られませんでした。
その後Kはスーパーの店長になり、インタビューしましたが、何も知らないの一点張りでした。
元麻薬密売人の通称カルロス氏と当時行動を共にしていた中国人M。
今はどこにいるか、わからないようです。
カルロスが印象に残っている別の人物・中国人Xが食事の時に「殺しちゃった」と言っていたと言います。
ある中国人兄弟の弟A。
事件後に身を潜めています。
元愛知県警国際捜査課の元捜査員によると、プーチンバンというグループに属しているようですが、時が経ちすぎてなかなか難しいようです。
時間と共に高くなる捜査の壁がありました。
=================
そう考えると、先日解決した愛知県の主婦殺害事件。
被害者の夫が、当時の現場となるアパートを家賃を払い続けて残していたこともあり、DNA鑑定が実現したようです。
今や防犯カメラのリレー捜査も当たり前となっていますが、無かった当時は聞き込みが主体で大変だったことでしょう。
一日も早くの解決を望みます。
