◆NHK大河ドラマ 麒麟がくる 第33回/第34回 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。




第三十三回 比叡山に住む魔物

1570年
朝倉義景と浅井長政は比叡山に陣を敷いた。
さらに西には三好の一党と本願寺、南には六角承禎と一向寺に囲まれ、信長は孤立し窮地に立たされていた。

近江・宇佐山城
信長は、朝倉が山から出てこないことにいらだっていた。
「このままでは三好や六角が背後をついてくる。
その前に朝倉と一戦交えるべきであろう。
これから一気に攻めあがろうではないか」
御仏の山であるため、家臣は躊躇した。

十兵衛は左馬助を使いによこして、朝倉の部下の山崎に会うてはずを整えていた。
十兵衛は信長に「わたしはこれから叡山に向かいます」と伝えた。

京・二条城
足利義昭が「織田も朝倉もいつまで戦を続けるつもりじゃ?」
と摂津に怒鳴った。
「和睦せよと申したのに、何故戦が止まぬ?」
摂津「わかりませぬ」
駒が来ていた。
義昭「どちらが勝っても、死なせたくない者がおる。明智十兵衛もその1人じゃ。そなた、十兵衛が美濃にいた頃から親しくしていたそうじゃな?」
駒「はい。昔のことでございます」

比叡山延暦寺
十兵衛と左馬助を、山崎吉家が待っていた。
奥にいた朝倉義景「昔、美濃を追われ、越前に来た若侍がいた。妙な男で公方様に気に入られ、どこぞの田舎大名を巻き込み、上洛まで果たした。今では幕府もこの男の顔色をうかがう大物だと言う。出世をした者は、昔世話になった者に恩を返すと言うが、仁義も礼も廃れた今の世では望むべくもないか」
十兵衛「今はその恩をお返ししたく、山に登って参りました」
朝倉「ほう。どう返す?」
十兵衛「この長く辛い戦いをおだやかに終わらせ、両軍が己の国へ帰れるように心血を注ぐ覚悟で参りました」
朝倉「つらいのは八方塞がりのお主らであり、わしはこうしてお茶を飲んでおる。そなたの手を借りるほど困っておらぬ」
十兵衛「では、何故私に会ってみようと思いましたか?越前はそろそろ雪が降りましょう。雪が積もれば身動き取れぬのが越前。山を越え一乗谷のお館にお帰りになるのが、山崎様もそれを案じておられるはず。雪に阻まれるとなれば、この大軍を春までこの山中で養わなければなりませぬ。
それもまたご負担が過ぎるというもの。そろそろ潮時と思いませぬか」
朝倉「そなたは、この叡山の主である覚恕様(春風亭小朝)に目通りしたことはあるか?」
十兵衛「いいえ」
朝倉「参れ」
神輿に担がれた仏頂面の覚恕を見た。
朝倉「あの成り上がり者が叡山が長い間かけて手に入れた領地や寺や神社がある。あまたの商いも支配していた。土足で入り奪って行った。この叡山に陣を敷く以上、蔑ろにはできぬ。
ひとつだけわかったことがある。お経を唱える者との戦に勝ち目は無いということじゃ。
踏み潰しても、地の底からいくらでも湧いてくる虫のようなものじゃ。この叡山も同じじゃ、手強いぞ。信長に伝えよ。この戦を終わらせたければ、覚恕様にひざまずけと」
十兵衛「朝倉様、この私を覚恕様に引き合わせてはいただけませぬか」
朝倉「何?」
十兵衛「じきじきにお会いし、どうひざまずけばよいか、聞きとうございます」

夜になり、覚恕(春風亭小朝)が十兵衛に会ってくれた。
「明智十兵衛か。織田信長の懐刀だと、朝倉が申しておった。敵方なれど、なかなかの切れ物だと。
そうなのか」
十兵衛「恐れ入りまする」
覚恕「さぞやうつけに見えるだろうな。兄は美しいのじゃ、わしは醜い。金と力があれば、皆わしにこうべをたれる。その通りになった。それを織田信長が次々とかすめ取っていく。領地を、わしに返せ」

駒と東庵の所に、子どもの平吉が芳仁丸を500粒買いに来た。
「妹が叡山に連れて行かれた。売ってくれ」

尾張・小木江城
反信長の勢力が、信長の包囲網を一気に狭めて来た。
一向宗派は尾張を攻め込み、信興(信長の弟)を討った。
事態は切迫していた。

比叡山
覚恕の館に、摂津が来ていた。
覚恕「よろず、織田はもはや袋の鼠じゃ」
摂津「何から何までお見通しなこと。京から織田勢力を一掃すれば、再び幕府と叡山が手を取り合い、昔のよき頃に戻れると確信しております」
覚恕「成り上がり者に夢は見さすまい」
このやりとりを床下で菊丸が聞いていた。

近江・宇佐山城
十兵衛が信長に文をよこした。
「家康様の忍びが聞き取った密談でございます。大事な中身ゆえ、急ぎ知らせるとのこと」
信長「摂津めが覚恕と」
十兵衛「公方様による和睦の話が進まないのも道理にございます。叡山と利の絡んだ幕府の中のものたちの動きかと」
信長「和睦がダメならどうする?藤吉郎が家康と近江東を押さえてある、そこを抜けて、美濃へ行くかと」
京はいかがなされます?
信長「幕府があてにならんのだ。捨て置く。弟が討たれた。尾張が危ないのじゃ。
十兵衛「今までの苦労が水の泡でございますが」
信長「仕方があるまい」
十兵衛「坊主に負けたと?帰蝶様が、美濃のものが、お笑いになるでしょう」
信長「何か手があるのか?」
十兵衛「今一度、公方様に御当座願い和睦を」
信長「和睦か。帝に使いを出すか」

京・御所
正親町天皇(坂東玉三郎)が東庵と囲碁を打っていた。
「覚恕は己の力を示し兄に頭を下げさせようと。山では女にうつつを抜かし、双六、闘鶏の毎日だと。困ったものじゃ」
東庵「で、いかがいたしますか」
天皇「信長を助けてやろうぞ。この館の屋根を直してくれた。これはちんと弟の戦いやもしれぬ」

近江・三井寺
関白が和睦を与える勅命を出した。
双方は陣を引き払った。
信玄を京に迎える機運が高まった。

京につかの間の平安が訪れた。
大和の筒井が呼ばれていたことに、松永は歯ぎしりしていた。「あの順慶は公方様の養女をめとることになった。わしは幕府を離れるぞ」
十兵衛は摂津を叱った。
「松永様と筒井様をお引き合わせになりましたな。信長様の戦はまだまだ終わっていませぬぞ。
摂津様もこうして幕府に残っている。戦は続けなければならぬ」

1571年
再び信長は、叡山の勢力を討つために山へ上がった。
「出陣じゃ」
次々と女、坊主に手を出して、家に火をつけた。
武将「武器を持たぬ者はどうしますか」
信長「山を降りろと伝えて来たはず。皆切り捨てよ」
十兵衛は伝吾に「女子どもは逃がせ、皆にそう伝えよ」


第三十四回 焼き討ちの代償

信長は比叡山延暦寺を攻め、僧侶やそこに住む人々を男女の区別なく殺りくした。
比叡山は大きな打撃を受けた。
覚恕は逃げていた。
「お供衆と東国にいかれました」との証言を得た。
柴田勝家からの比叡山を討ち果たしたとの報告に、信長「皆の者、大儀であった」
勝どきをあげた。

十兵衛「私の一存で女子どもは逃がしました」
信長「それは聞かぬことにしておこう。山の中の女子どもはこのへんに刃を隠している。やがて我らに刃を向ける。以後は皆殺せ。とにかく十兵衛には、この一帯・志賀郡をそなたの領地として与えよう」

京二条城
義昭は、比叡山の焼き討ちについて怒った。
摂津「織田との関わりを断つべきと申します。松永と筒井との戦が始まったら、幕府は筒井に援軍を送る。公方様にその覚悟がおありかどうかでございます」
比叡山から逃げてきたものを義昭が城内に入れて、駒が中心となって手当てしていた。

十兵衛は比叡山で自分の娘もそこにいた夢を見た。
男の子の泣き声で目を覚ました。

市場で娘・たまは石を投げつけられていた。
村人から「明智十兵衛の娘、寺で何人殺した?」
たまは、東庵の元に運ばれ、手当てしてもらった。
たまは十兵衛に「母親がおっしゃいました。父上はやむを得ず戦をされている。悪いのは戦だと」

駒が十兵衛に「公方様が信長様と離れようとしているのです。やがては公方様と信長様が、敵として向き合うものになってしまうかと」

筒井「松永を放っては置ませぬ」
途中回り道をしませぬか。堺へ行き、今井様のお茶をいただきませんか」

今井宗久の館に、松永久秀も呼んであった。
松永は易をたしなんでいた。
松永は十兵衛と2人切りになり「わしにどうしろと言うのだ。わしは大和が大好きだ」
十兵衛「大和でなくてはダメですか?志賀を譲りますぞ」
松永「正気か。信長様が承知するか」
十兵衛「承知させてご覧に入れます。あの戦のやり方は私には」
松永「いつか必ず公方様と争う日が来る。わしはそう思う。筒井との戦、いったん手を止めても良い」

美濃・岐阜城
信長が十兵衛に「松永が和議に応じたか。これで松永と戦をせずにすむ」

正親町天皇は東庵と囲碁をしながら
「誰が覚恕を比叡山から追い出すことが出来たか?この都を我が物にしていたではないか。信長を褒めてやった」

覚恕は武田信玄(石橋凌)のもとに逃げてきた。
信玄は「信長は仏法の火を消した鬼じゃ。この信玄が討ち滅ぼしてご覧に入れます」
覚恕は、持っていた数珠を引きちぎった。


前回の「麒麟がくる」記事はこちら(2020年2月7日)
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では、明日。