
第9話
田村心(竹内涼真)が着いたら、パトカーの後部でみきお(柴崎楓雅)が眠っていた。
脈はあった。
見つからない佐野巡査部長が緊急捜索されることになった。
心は「やっぱりワナだった」
家に戻ったら、馬渕(小籔千豊)らがやってきて、家宅捜索が始まった。
みきおは青酸カリ中毒で、文吾はみきおを放置したまま行方不明になっている。
「令状はあるの?」馬渕はそう聞いた和子(榮倉奈々)を突き飛ばし家に入った。
翌朝、和子は記者からの囲み取材を受けていた。
佐野文吾は目隠しされ、縛られていた。
子どもたちは、連絡くれずにいる父への怒りがこみ上げていた。
心は「佐野さんは人を殺すような人ではありません。お引き取りください」
記者からは「あかの他人のコメントなんかどうでもいいんだよ」
和子は「主人がご迷惑をおかけして申し訳ありません。私たち家族は、主人のことを信じています」
やがて切れ「証拠の一つでも見つけてから、顔洗ってから出直して来い」
テレビを聞いていた文吾は、ピストル型の電気ビリビリで気絶させられた。
山のどこかにいる。
「やっぱりあいつに聞くしかない」
心は、みきおの病院を訪ねた。
病室にいたヒステリックな木村(麻生祐未)から追い出された。
駐在所の机の上に封筒に入ったノートが置いてあり、1977年村祭りのチラシが挟んであった。
石坂校長(笹野高史)を訪ねた。
「とある事件が起こりましてね」
12年前の村祭りは、きのこ汁に毒きのこが入っていたことを教わった。
「あなたは何者ですか? 人を騙したり、嘘をつく人間ではない、そんなところ佐野さんとそっくりだ」
当時毒きのこで、徳本さんのお袋さんが亡くなっていた。
心は徳本(今野浩喜)の家を訪ねたが、誰もいなかった。
手がかりがなくなったと、途方に暮れていたところ。
文吾が山から転げ落ちて来た。
「腹へった」
家に戻ったら、井沢(六平直政)と徳本たちが迎えに来て、バーベキューパーティが始まった。
文吾は署に戻って、監禁された事実を話しに行った。
「君への容疑はまだ晴れていない」
文吾は署に拘束された。
翌朝、和子は周吾を迎えに署に行った。
心は再度ノートを見直した。記事に「自宅から青酸カリ」との記事を見た。
自宅、駐在所を探したが、見つからなかった。
署に着いた和子は「親分、お勤めご苦労様様です」とおどけた。
山林から、真犯人のものとされる遺留品が突然見つかった。
中に「駐在日誌」とラベルが貼られたフロッピーディスクがあった。
無線を聞いていた馬渕にはピンと来た。
駐在所に馬渕がやって来た。
「佐野の使っているワープロは?」
みきおの入力した文章だった。
駐在日誌に「青酸カリは家の裏庭に捨てた」との記述があった。
馬渕が庭から青酸カリを掘り出した。
馬渕の応援の警察が到着し、文吾は連続殺人の容疑で連行されてしまった。
最終話
文吾の取り調べが始まった。
馬渕から「監禁された小屋にはテレビも監禁された跡もなかった」
文吾に『サラダ記念日』の本の差し入れがあった。
(誰からの差し入れなのか)
中を見て、文吾は何かに気づいた。
佐野宅では、「これは犯人の罠なんです」と心は和子に説明した。
みきおの意識が戻ったと聞いた。
医師の許可が出れば証言をもらえる。
「みきおから真犯人について聞き出せる」
心は病院に着いたが、木村がみきおの病室に入らせない。
心は真犯人について考えていた。
和子は翌日、面会に行くという。
「いろいろ受け止めきれなくて、でも元気づけてあげないと」
子どもたちは元気づける絵を書いた。
面会の日、文吾は下を向いていた。
「犯人は俺だ。みきおの共犯者は俺なんだ。これ以上お前らに何も話すことはねえ。家族の縁を切る」
心と和子はショックを受けた。
馬渕「犯人が誰かなんて、どうだっていい。文吾が自白したことで、警察の威信は保たれた」
自宅では記者が和子を待ち伏せしていた。
井沢と滝本が記者を追っ払ってくれた。
「もう村にいない方がいい」
逆に、子どもたちは学校へ行くと言いだした。
いじめられて帰って来た。
「平気だよ、全然平気。お父さんが悪いことなんてするわけないよ」
鈴「私は逃げたくない。ワープロの文字なんかでお父さんを悪者にするわけがない」
心が提案したのは、家族で埋めたタイムカプセルに何か書いてあるかもしれないと、掘り出した。
文吾からの家族へのメッセージだった。
「やっぱりお父さんが悪いことなんかするわけない」
和子「今回は鈴たちに一本取られちゃったな」
心は違った。「俺が必ず、父さんを取り戻す」
差し入れの本に赤い丸がしてあるところが、真犯人からのメッセージだった。
病院からみきおがいなくなっていたが、学校にいた。
心に話をした。
「転校して来た時、鈴が助けてくれた。鈴ちゃんのヒーローは1人だけでいい。僕だけがヒーローになる完璧な計画だった。でも作戦変更」
文吾がいなくなれば、かえって鈴が悲しむと考えた。
そして、自ら録音していた。
「ジ・エンド」
また薬を飲み込んだ。
心はみきおのテープを、馬渕たちに聞かせた。
馬渕「これで警察の威信は保たれた」
文吾は釈放された。「心さん」抱きしめた。
自宅で文吾は、嘘をついたことを詫びた。
罪を認めないと家族皆殺しになる。
和子も「ごめんなさい、私もお父さんを疑ってしまった」
家族による123、ダァーで景気付けされた。
「みきおとつながっていたのは、誰なんだ?」
村祭りの時に、「毒キノコを間違って入れたのは田中さんの奥さん」と文吾が思い出した。
駐在日誌によると、石坂校長の息子が来ていたことが書かれている。
みきおの病室では、校長が木村先生の肩をさすった。
「さっちゃん、あの時4ヶ月だったねえ」
校長の話から、子どもは産まなかった。
「また弱い子どもを守ってやれなかった」
文吾は井沢を尋ねた。
「校長の息子とは、10年以上誰も会ってないんだわ」
文吾と心は校長室に入った。
親子の絵を黒塗りした用紙があり、ナイフがなくなっていた。
夜「佐野文吾様」と置き手紙。
「俺はこの家族の未来を絶対に守るって決めたんだ」
内容は脅迫状だった。
「一家惨殺が嫌だったら、明朝8時に神社に1人で来い」
夕食の時に「心さんのお父さんは見つかったの?」
「この人の息子でよかった、そう思える素敵な父親だった」
そして翌朝、お世話になりましたと書き置きをして心は出かけた。
30代男性のけが人がいるとの無線が駐在所に入った。
パトカーはパンクしていたので、文吾は走って出かけた。
校長が駐在所にやって来た。
和子が話を聞いた。
東京の息子のところへ行っていた。
務めた会社は辞めて、わけのわからん事業を始め、お金を貸してくれと言って来たので断った。
佐野さんたちが本当の親子みたいに見えてきて、あの2人を見ていたら、息子ともう一度、親子の関係を持ちたいと思った。
孫にあげたいと下手くそな絵を持っていった。
雪が積もる中、文吾は山小屋に着いた。
文吾は背後から刺された。
「お前だったのか」
ナイフを持っていた田中まさしだった。
村祭りの時に毒キノコを入れたとして、母親が捕まったことを恨んでいた。
「どこに行っても殺人犯の子どもだと言われ、妹も自殺した」
みきおともつながっていたことを自白。
格闘の末、文吾はナイフを奪ったが、まさしを仕留めることは、ためらった。
「お前を殺したら心さんを裏切ることになる。大事な家族を救えなかったって、お前はずっと苦しんできたんだな」とまさしに言葉をかけた。
心も到着したが、さらに揉み合って、ナイフは心に刺さった。
「家族の未来を守るためにここに来たんです。俺強くなれた。ありがとう」
田村心は亡くなった。
舞台は現代。
佐野一家で外食して個室。
心の妻のお腹には、赤ちゃんが出来ていた。
文吾が「名前提案してもいいかなあ、未来って書いてみく」
心「考えていた名前と一緒だよ」
文吾は、タイムカプセルから出した心の結婚指輪をポケットに押しとどめた。
俺たちはいつまでも家族だ・・・。
「乾杯」
タイトルの「テセウスの船」とは、ギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス(逆説)のこと。英雄・テセウスの船を後世に残すため、朽ちた部品を全部、新しく交換した時“この船は同じ船と言えるのか?”という矛盾を抱えていた。
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このドラマは見ていなかったが、「王様のブランチ」で毎回ダイジェストを見せられて、大筋はわかっていた。
真犯人は誰なのか気になって、ラスト2回を見ることにした。
みきおのテープを、馬渕がコロッと認めたのは意外だった。
馬渕が消去しちゃうんじゃないかと思ったが、そこまではしなかった。
「真犯人はお前だったのか」
まさしが文吾を監禁したとするのは、体格的に違和感があった。
校長先生のナイフとか、絵とか、視聴者を惑わせるために散りばめたのだろうが、放置したままではマズイのではないだろうか。
場面は現代になり、ハライチ澤部が慎吾役で登場し、佐野家族に笑顔があり、ハッピーエンディングにはなった。
みきおが木村先生とでカフェをやっていたのを見て、思わず寒気がしてきた。
前回の「陸王」の記事はこちら(2018年1月2日)
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http://ameblo.mom/miyacar/entry-12340877263.html
では、明日。