
第9話
こはぜ屋のメンバーは買収には反対
銀行の大橋が「信用しない方がいい。しかし、決めるのは宮沢社長です」
明美(有吉佐和子)は泣きながら反対した。「今のこはぜ屋が好き」
村野は自費でシューズを持参したが、茂木はR2を履いて会社を守ることを選んだ。
アトランティス小原は「かなりいい出来だ。今の茂木に1番最適なのは、このR2だ」
茂木は東日本チャンピオンカップ大会に、R2を履いて出場し大会新記録で優勝。
こはぜ屋従業員のボイコットが始まった。
残業しないと言って帰ってしまった。
飯山は「御園社長をもっと知るべきだと進言。
2人は富士山の麓の湖で一緒に釣りをして、御園の苦労話を聞いた。
メキシコのハリケーンで奥さんを亡くした話
再チャレンジして創業したのがフェリックス。
「順風満帆なんて人生はありませんよ。絶望を知っているのが、私の強みです」
明美は一度、こはぜ屋を辞めたことがある。
新しい就職先は、効率を求めていただけ。
先代から連絡があって、こはぜ屋に戻ったそうだ。
宮沢は坂本に電話し、会社買収を決めた。
御園とアトランティス小原が会食、
シルクレイを巡って、取り引きしようと持ちかけた。
茂木の豊橋国際出場に待ったがかかった。
あのタイムでは無様なレースになるからと言われた。
大地は、シューズのアッパー素材を提供する会社を探していた。
タテヤマ織物に粘った。
担当者は戻って来なかったが、見ていた上司が「お手伝いさせて頂きます」
名刺を見たら社長さん(斉木)だった。
タチバナラッセルより上なんて声も。
源さんと飯山は揉めた。
大地は「陸王を作りたい、新しい陸王を作って茂木選手に届けたい、もしこれが最後の陸王になったとしても」
話を聞いていた明美も戻って来た。
「最高の陸王を作るよ」
5代目陸王が1足完成。
茂木は、毛塚を意識して豊橋国際へ猛練習
監督からオーバーワークだと怒鳴られた。
「お前のマラソンのゴールはもっと先にある。
まずお前が勝たなければならないのは、自分自身だ」
茂木は自分の走りをするため、毛塚の情報はもういらないと、アトランティス佐山に伝えた。
監督は横で笑っていた。
飯山は村野に相談した。
村野は陸王が完璧だと
宮沢は「明日はフェリックスに行って手続きをしてくる」
「陸王は、こはぜ屋のために必要なんだ」
飯山は「本当にもう手はないのかい。別の可能性があるんじゃねえかって、気がしたんだよ。もっと悪あがきしてみてもいいんじゃねえか」
御園の待つフェリックス本社に、宮沢が坂本を連れてやって来た。
宮沢はこはぜ屋の半纏を着て、別のアプローチ
「業務提携しませんか。支援していただけないでしょうか」
「その提案には応じかねる」
宮沢は「いずれシルクレイに代わる素材が現れたら?」
今までのフェリックスの買収パターンを調査した。
中には、用済みになったら何年後に売られている会社もあった。
宮沢は「(もっといい素材が貴方がたに)出来るんですか?」
これにカチンと来た御園は「きっと今日のことを後悔するはずだ」
宮沢は吠えた「バカにしないでくれ。その時後悔されるのは、あなたの方だ」
監督が茂木に、世界陸上の予選も兼ねる豊橋国際大会に出るように進言した。
最終話
監督の許可が降りず、茂木に陸王ニューバージョンは渡せなかった。
新たな素材メーカーとの交渉は、あるシューズメーカーから横ヤリが入り、頓挫。
大地は中途採用の第一次審査通過
御園社長が、業務提携に応じることにした。
5年で3億を返済という厳しい条件だった。
「リスクのないところにビジネスはない」
宮沢は挑戦することを決めた。
「諦めずに挑み続けること。本当の負けは挑戦することをやめること」
社員も同意してくれ、最後に源さんも乗った。
大地のメトロ電業の二次審査は通過し最終面接に残った。
(最終面接の面談者の1人に瀬古利彦さん)
面接で陸王の開発の話をしたところ、役員(堀尾正明)から
「君はこの仕事を続けたいんじゃないのかい」
こはぜ屋メンバーは総動員で豊橋国際マラソンに応援に行くことにした。
「たとえ、茂木がR2を履いても応援しよう」
豊橋国際マラソンを控えた茂木に村野は、こはぜ屋のメンバーの応援の意思を伝えて預けた。
「持っているだけで十分だ」と陸王を渡した。
当日、監督が許可を出してくれ、宮沢と村野は会うことが出来た。
せめて靴ひもだけでもと、渡した。
茂木は陸王を履くと言って、アトランティス小原を慌てさせた。
「自分が陸王を履かなかったら、苦しい時に背を向けた連中と一緒になってしまう。作ってくれた思いが違う」
選手入場、茂木は陸王を履いて現れ、こはぜ屋メンバーを驚かせた。
レーススタート。
ハイペースで進んだ。
25キロ地点でケニア選手、続いて毛塚が追う展開。
茂木は離されてたが、「箱根」を制した男、登り坂で追いついた。
毛塚は35kmの給水を取りそこなった。
追いついた茂木が水を渡し、拍手を浴びた。
茂木と毛塚の2人は一進一退
レースを楽しんでいるように見えた。
因縁の40キロ地点、宮沢親子はここに来ていた。
先頭のケニアの選手が倒れ、茂木は動揺しペースが乱れた。
毛塚が隙をついて飛び出した。
宮沢は「陸王を信じて走れ」と声をかけた。
ゴール地点までデッドヒート。
天才・毛塚が一歩リード
茂木が逆転しわずかの差でゴールテープを切って、監督に抱きかかえられた。
毛塚は素直に負けを認めた。「次は俺が勝つ」と言って握手。
茂木は優勝インタビューの中で陸王を脱いで宣伝した。
無人のこはぜ屋の電話が鳴り止まなかった。
大地は宮沢に報告。
メトロ電業に受かったが、こはぜ屋の仕事を続けたいと、語った。
宮沢はメトロ電業という大企業で知識や経験を蓄積して来てくれ、と送り出した。
1年後
陸王が30億の大ヒットとなって、メインバンクも都内の銀行に変わっていた。
従業員も20人から60人に増やしていた。
シューズ売り場では、陸王がアトランティスと並んでコーナーが出来ていた。
小原はテレビ会議で、アトランティスから別会社へ飛ばされることになった。
そして、部下の佐山からも見放された。
フェリックスはダイワ工業も支援していた。
茂木は次のレースのスタートを切っていた。
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清々しいエンディングだった。
こはぜ屋の諦めない姿勢が、周りの人たちを動かして行った。
あそこまで上手くいくわけ無い、と思いながらもすべてがうまく行ってしまった。
ピエール瀧さんのいる電気グループは、ぜひ行田市でコンサートをしてブーイングを浴びて欲しいものだ。
前回の「陸王」記事はこちら(2017年12月17日)
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では、明日。