◆酒蔵見学・寺田本家さんのこだわりの日本酒造り | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。

利酒師の磯野カオリさん主催の“オトナの遠足”に参加
千葉県の酒蔵訪問“寺田本家”さん
文化庁の“登録有形文化財”
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江戸時代の酒造りの方式・機械を極力使わず手作りで精魂込めた酒造り
添加物を使わない・自然に体にやさしいお酒(料理も)づくりで近年注目されている。
マクロビオテックの方からも、ここの名前は知られている。
生酛(きもと):江戸時代に確立された日本酒の仕込み法。
時間も労力もかかるため、一時日本中の多くの蔵から生酛造りが消えた。
しかし近年、生酛造りが見直され、各地で復活した。

磯野さんから、朝食に納豆を食べないで来るように連絡があった。
見学者の持つ古草菌が入り込むと酒の味が変わってしまうようだ。

24代目当主・寺田優さんが丁寧に説明をしてくれた

暖冬は作業する上では楽だが、お酒造りには難しい

写真はどことっても大丈夫
隠すところはないという粋なはからい、ブロガーにはうれしい一言

▼井戸
 枯れたことがないという井戸
 神崎神社の鎮守の森の水脈があって、いい水が出るからである
 これが体に優しい仕込み水
 5・6年前から豆腐屋さんも近所に越してきた
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▼洗米
 近所の農家で作ったも米が95%
 残りは自家保有田から
 美山錦(長野原産)50%の米、樽10kgを1分かけて洗う
 昔は機械で洗っていたが、今は手作業
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▼蒸米
 翌朝、(炊くのではなく)1時間蒸す
 麹菌がしっかり入るように外側はやや固めにしている
 作業者が桶に入り、スコップで出して、20分広げて冷ます
 熱々の米を朝の冷たい空気で冷ましている
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▼製麹室(麹室・こうじむろ)
 ここまで見せてくれる酒蔵は決して多くないそうだ
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▼杉で囲まれた部屋・外側には備長炭が敷いてある
 炭は発酵にいい
 蒸しあがった米を台の上で広げて麹菌をふりかける
 米100kgに対して麹菌100g
 菌を米粒に繁殖させる
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自然から取ってくる麹菌を培養している
一般的には、お酒が濁って悪い菌だと言われている火落菌(乳酸菌の一種)も、ここではOKだ。
温度管理がとても大切
何時間かおきに部屋の温度・湿度をチェックしている
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▼酒母室
 酒造りのスターター・酒母を作る工程
 麹菌を入れ、蒸した米、水を加える
 櫂棒(かいぼう)ですり潰し、液状化する
 酸素が溶け込み、硝酸還元菌が活発になり雑菌が減る
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▼“もとすり唄”20分ぐらいある
 歌うことで思いが伝わるのはもちろん、リズムが一定になる
 桶ごとのばらつきがなくなる
 米の固さによって歌の長さを変えている
 酵母菌も市販の純粋培養のものは使っていない
 酵母菌が甘味を食べてくれ、だんだん米も甘酸っぱくなっていく
 自然発生した乳酸菌がバリアを作って、他の菌が繁殖しにくくなる
 空気中から入って来る菌も、「微生物の調和」と考えている
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▼当主が歌ってくれた


▼もろみ
 4日間で行われる3段仕込み
 酵母タンクの酸性をキープしながら(薄まらないよう)
 麹・蒸した米・水を3回に分けて投入している
 薄まると、もろみに雑菌が増殖してしまうから
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▼その後30日かける
 ドロドロの泡が上がってくる
 麹の液が濃いため、酵素がよく作用する
 麹の消化酵素が米のでんぷんを糖化し、酵母菌がその糖分をアルコール化
 1gの中に麹菌が2億匹以上いる
 酵母(酒母)は、みずから生み出したアルコールによって死滅してしまう
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▼しぼりたて
 発酵が終わると、アルコール20度ぐらいになる。
 タンクは1升瓶2000本ぐらい。
 タンクから出し、しぼる
 しぼりたての原酒を飲ませてもらった。
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自然を大切にして、微生物の共生した酒づくりをされている。

人間すべての重量よりも、すべての微生物の重量の方が重たいんだそうだ。
「私たちが酒造りをしているのではなく、
微生物が元気に発酵してくれるお手伝いをしている」とも言われた。

ノーベル医学生理学賞を授賞した大村智先生の「微生物が頑張ってくれたおかげ」との
コメントを思い出したものだった。

ここの当主も大村先生のように、誠実で謙虚な人柄だと感じられた。

住所:千葉県香取郡神崎町神崎本宿1964

★次回は自然にこだわったお弁当と試飲の様子をレポートします


アサヒビール工場見学の記事はこちら(2013年12月17日)
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