今日のコラム、書き下ろし、強迫観念症と治療です。

 

Mitsu Hypnosis NY LLC

 

強迫観念症と治療

 

おはようございます。今日はセラピストらしく強迫観念症の話などしてみます。強迫観念症にはいろんな症状がありますが、一番多く知られているのは、手を異常な回数洗ってしまうというものです。他にも鍵をかけたのを五十回もチェックしてしまう。それでも心配だ、など日常生活の上で結構邪魔になるものです。

 

私もストレスが多いとヘアーアイロンが気になります。いつも使った後消したかどうか気になり外出先から娘にテキストで消えているかどうか聞くこともあります。そしていつもアイロンは消えているのですよね。だから消えていなかったら。。と思うのは私の心の中にある不安なのですよね。

 

そうです。強迫観念症は不安障害に分類されています。そして実は自分の性格とその症状は全く関係なかったりします。というのは手を何回も洗ってしまうからと言ってその方が潔癖症かきれい好きかというと全くそうでなかったりします。例えばうちの18歳の養子の息子、うちに5年前に来た時には何度も何度も手を洗っておりました。だからと言って彼がきれい好きかというと答えはノーです。今は手を洗う回数も劇的に少なくなりました。

 

不安からくるこの強迫観念症。この儀式と言われる症状を行わないと気分が悪い、何か良くないことが起こるのではないかと潜在意識上思っているのだと言います。そして治すのは比較的簡単です。私がサイコセラピストの時にも扱ったことがありますが、一番てっとり早いのは行動認識療法というやつです。

 

行動認識療法というのは色々な解釈はありますがまずは過去にさかのぼったりせずに今の症状や行動を改善していくのが主流です。自分の行動パターン、癖などにスポットライトを当てて何をしているのか、それをする必要があるのかを患者さんが自分自身に問いかけたりするものです。

 

こんな風に手を洗ってるの、おかしくないですか。これって治した方がいいのではないですか、という具合にですね。これがどうして花形治療かというと治るのが早いからです。行動認識療法では、まず1日に20回手を洗っているとするとそれを18回に抑えてもらいます。そして二十回洗わなくても大丈夫という観念を植え付けてもらいます。ほら、大丈夫でしょ、という具合に。

 

そして次は15回にそして13回にそして10回にという具合にやっていくと最後にゼロになります。ゼロになっても大丈夫でした、めでたしめでたしというわけです。良い治療ですね。

 

しかしながらこの治療、どうして不安になったか、というところには触れません。だから不安はやっぱり解消されていないと言わざるをえませんね。でも症状が改善したのはとても良いことですのでやっぱり良い治療と皆さんが評価するのもうなづけますし、何より保険会社はこの治療が大好きです。それはどうしてかというと治療にかかる時間が短くて済むからですね。

 

催眠療法士 エミッグ美津