🌙恋は月夜に香る
月を見ると
思い出す恋がある。
もう二度と戻らないのに
匂いみたいに
記憶だけがふっと蘇る。
そんな
記憶を綴っています。
毎夜21時台に更新中!
※ほぼノンフィクションですが
少し手を加えています
※noteで先読みできます
蒼井美月(あおいみつき)
▪️過去3000本以上のコラムを執筆
▪️現在もフリーライターが本職です。
▪️ライター業では書けない、血の通った文章を書きたくてこのシリーズを書き始めました。
【猫の匂いがした彼】
登場人物
亜希:18歳
ケイ:22歳
店長が深く・・・大きなため息をつく
「まったく・・うちの子ばっかり」
うちの子ばっか・・ばっかり?
わたしが店長をケイの顔を交互に見てると・・。
「あ・・8時過ぎましたね。
もうこの子連れって良いですか?
お疲れ様です〜店長っ!
・・あんまりいじめないでやってくださいね」
さっと、わたしの手を引くと
ケイは出口に
一直線に歩き出した。
風を切って歩くケイに
付いてくのがやっとで
連れてる犬みたいに
わたしは小走りに
ケイの少し後ろを歩いた・・。
店長が言うように
ここではケイを
知ってる人が多いみたいで
周りの視線を感じる・・。
中には
振り返る人も・・
なんだろう・・
プリンセスが
王子につれて行かれる瞬間とか
こんな感じなのかなとか・・
馬鹿な妄想までして
心が踊った
でもそれは単純に
人の視線
注目される感じが
「気持ちよかった」
わたしの人生では
今までに味わったことがない
感覚だった
今思えばそれは・・
じわりと
わたしの心のなかに芽を出して
まるで麻薬のように
わたしの心に染み込んで
おかしくしていくもの
だったのかもしれない
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