🌙恋は月夜に香る
月を見ると
思い出す恋がある。
もう二度と戻らないのに
匂いみたいに
記憶だけがふっと蘇る。
そんな
記憶を綴っています。
毎夜21時台に更新中!
※ほぼノンフィクションですが
少し手を加えています
※noteで先読みできます
蒼井美月(あおいみつき)
▪️過去3000本以上のコラムを執筆
▪️現在もフリーライターが本職です。
▪️ライター業では書けない、血の通った文章を書きたくてこのシリーズを書き始めました。
【猫の匂いがした彼】
登場人物
亜希:18歳
ケイ:22歳
『ずっと電話出れなくてごめんね。大事な話があって電話で話せ・・』
・・いや
ポチポチポチポチ・・・
『ずっと電話出れなくてごめんね。⇐
メッセージの文字を
私は少し消した
・・直接、話し・・
したくないかも・・。
すでに過去の人になっていた
元彼宛てのメールは
何度も書いては消してしたままで
まだ送れていなかった・・・。
『ずっと電話出れなくてごめんね。別に好きな人ができて⇐
・・・・
本当のことなのに、
なぜかそこで足がすくむ。
私はまた
『真実』を削除し始めた。
『ずっと電話出れなくてごめんね。就職したら忙しくて、毎日私もいっぱいいっぱいで・・』
すごく良い口実だった。
『ずっと電話出れなくてごめんね。
就職したら忙しくて、毎日私もいっぱいいっぱいで
遠距離だし、生活リズムもズレたから・・
行き違いも多くなってきて、ごめんね
考える余裕が作れなくなってきちゃったの。
だから、お互い一度一人になって
よく今後を考えて見たほうが良いかなって思って。』
送信⇐
私は保険をかけた。
一人になるのが怖くて。
ピピッ・・ピピッ・・
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