🌙恋は月夜に香る
月を見ると
思い出す恋がある。
もう二度と戻らないのに
匂いみたいに
記憶だけがふっと蘇る。
そんな
記憶を綴っています。
毎夜21時台に更新中!
※ほぼノンフィクションですが
少し手を加えています
※noteで先読みできます
蒼井美月(あおいみつき)
▪️過去3000本以上のコラムを執筆
▪️職業:作家
▪️ライター業では書けない、血の通った文章を書きたくてこのシリーズを書き始めました。
【猫の匂いがした彼】
登場人物
亜希:18歳
ケイ:22歳
「え〜愛にもCDくれるっていったじゃん〜!
ねえ・・今日家行って良い?CDもらいに〜・・ついでに泊めてよ〜」
いきなりテーブルの向こうから
ギャルの愛ちゃんが覗き込んできた・・。
おっぱいをテーブルに乗せて・・
両手腕をきゅっと寄せて・・・
女子ならそれがわざとやってるって
誰もがわかるようなシチュエーションだった
しかも・・・・
泊めて・・?
泊めてって言った?
え?なに?
被せるように会話に入ってきて・・
と・め・て・だ・と?
「あ・・あの・・
愛さんって・・どういう・・」
「え〜?愛と圭ちゃんの関係?・・・?
なんだろ〜・・
セフレ?」
セ・・セフレ・・?
だめだだめだだめだ・・
心臓がギュッと
両手で雑巾絞りされてるぐらいに痛い・・
出すな顔に。
出るな涙。
気がついたら部屋を飛び出していた。
水を叩きつけ・・
トイレの鏡に映る私は
ドブスだった。
数時間前には
私の意識の中に
「顔を知ってるだけのご近所さん」
程度でしかなかったはずの人に
なんで、こんなにかき乱されてるの?
脳みそが付いてってない
体と感情だけに
ターボエンジンが付いたみたいに暴走してて
どうしていいかわからなくなってた。
「帰ろう・・メイクも落ちちゃったし」
部屋に戻ると、幸いにも圭介にーちゃんが
オザケンを熱唱してたので
そのすきにサッとカバンを持ってソラちゃんに2千円渡して出口に向かった。
駐車場まで歩きながら、
圭介にーちゃんの連絡先を消すかどうしようか・・迷っていた。
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