Q 女性が稼いでしまうと、男性は嫌だ?夫婦仲が悪くなる?
(女性として、稼ぎたい一方で、男性の収入を超えたら仲が悪くなるのではと怖かった)
嫌かどうかは個人差が大きいところだと思います。個々人の価値観次第で「嫌だ」という程度は本当に千差万別だと思うので確認してみるのが一番良いでしょう。
自分の場合はそれで家庭全体の幸福度が上がることに比べれば些細な誤差だと思って、「嫌だ」という程度は非常に低かったです。
この程度を左右する要素として、家庭単位で捉えられるかどうかというのが大きなポイントになると思います。
家庭全体として生きていくのか? 個々人として生きていくのか?
この二つは必ずしも相反するわけではなく、重なり合っているものです。
ただ、後者の意識が強い場合は稼ぎの少ない方が劣等感を持ってしまうかもしれません。特に現代では個人意識が強くなり、非常に離婚しやすくなっています。そのため、稼ぎが少ないと別れられてしまうのではないか?という不安は起こりやすくなっていると思います。更にマッチングや婚活などで年収が条件や値札として扱われる風潮になっているので、より敏感になっているかもしれません。
このような背景で稼いでいるということが別れない理由の一つになっている可能性があります。最初はそのように意識していなくても、いつの間にか、一緒にいて良い理由づけとして使われているかもしれません。
さらに、この問題は男女対等というわけではなく、男性側の場合は「男性の方が稼ぐべし」という世間一般のイメージ、すなわち向かい風が吹いています。
自分自身を男性の立場に置いてイメージしてみると実感しやすいかもしれません。
程度の差は大いにあると思いますが、小さい頃から以下のようなフレーズや概念に触れて育ってきたと想像してみてください。
男性が女性を養う、一家の大黒柱、専業主婦、女性は結婚したら家に入る
ここまで強烈ではなかったり、それらを否定する概念ももちろん触れてきていますが、多数派は明らかにこのような男性優位の概念です。そんな環境を経た上で、「女性の方が収入が高い」という事実は、育ってきた価値観と対立するという形になってしまいます。
価値観は様々なので、どれに重きを置くか、無視するかも人それぞれです。
ただ、そういった世間一般のイメージがはたして自分達夫婦に当てはまるのかどうかはしっかりと考える必要があります。世間一般を考えたところで、それらに個人としての実態はなく責任をとってはくれません。自分達の在り方に対して責任を負うのは自分達です。
だからこそ、お互いの価値観や志向、希望、背景を出し合うことが、個々人の寄せ集めではなく、夫婦という家庭単位で生きていく要諦だと思います。
もちろん夫婦という家庭単位で物事を考えていくというのは、一瞬や一回で達成されるようなものではありません。かなり良い線まで来たと思ってもふとした拍子にすれ違うこともあるでしょう。しかし、お互いを対等に扱って、一緒に生きていこうとしていけば自然と近づいていくようなものだと思います。
稼ぎ方や割合は夫婦それぞれの形があるでしょう。同じ夫婦でも外的環境の変化や時期によって様々に変わるのはとても自然なことです。ただ、お互いが家庭全体として捉え、その捉え方の違いも日々擦り合わせていれば、最適解から大きく外れるようなことはなくなると思います。
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