私の父の好きな映画にイングリットバーグマンの「追想」がある。

家のビデオでも何回も観ていた。

映画は4回も観に行ったらしい。



私はこの映画を知らなかったのだが、

宝塚で「アナスタシア」という演目を上演すると聞いて父に言うと、

それはイングリットバーグマンの「追想」と同じストーリーだ、
ということがわかった。


父は昔、

私が「宝塚を受験したい」と言ったときに猛反対した癖に、

自分が車椅子になった途端「宝塚をいっぺん観てみたい」と言うようになった。




アナスタシアとは実際に存在したロシア皇女の名前で、
ロマノフ王朝一家銃殺の悲劇から1人生き延びたという伝説が残っている。



(祖母のマリア皇太后が報奨金をかけた為、
偽物のアナスタシアが次々と名乗りをあげたからだそうな)



実際は別の場所で銃殺されていたらしいのだが、

「生きていて欲しい」との願いからなのか、

何故か彼女を題材にした伝説が後を経たない。


映画の「追想」では、
アナスタシアの特殊な笑い方で本人とわかるのだが、

宝塚の「アナスタシア」では、
祖母からもらったオルゴールを持っていたこと、
誰も知らないオルゴールの開け方を知っていたこと、


「ナナ」

祖母の呼び名とオレンジの香りと、
子守唄を覚えていたシーン。



コロナ前はFCの方に声をかけてもらわないと、
手に入らなかった宙組チケットが、
公演前に普通に3枚も手に入ってしまった。



いつ上演中止になるかわからないから、

前売りじゃなくて当日券や立見のチケットを求める人が多かったのもラッキーでした。


こちらはアナスタシアが持っていたオルゴール型、

中身はオレンジのキャンドル✨



私が感情移入したのは、

孤児であった掃除婦のアーニャを、

アナスタシアに仕立て上げ、

一攫千金を狙う詐欺師のディミトリー。






彼の唄う「俺のペテルブルク」の歌詞が、自分の人生と重なってしまって💦





ズルく生きた ペテルブルクの片隅で

悪知恵 使い

ペテルブルクを駆け抜けた

取引持ち掛け パンを盗み

抜け目のない 切れ者さ

ロシアのねずみは賢くなけりゃ死ぬだけ

負けるもんか

叫びながら

俺は1人生きた

俺のこの街で





寒さ厳しく食べ物も乏しいロシアで親に先立たれ、

生きる為に手段を選ばなかったディミトリー。



見えるだろう 

街の隅から隅まで

あの桟橋で

ニセの土産を売りつけた






私が離婚して、

親に心配かけまいと1人で部屋を借りて、

来る仕事は何でもこなしていた時期を思い出した。




水商売では客の酒を流しに捨てた。

常連客を電話で誘い、
法外な値段の請求書を書かされた。

効き目の定かでない高価なドリンク剤をお年寄りに売りつけたこともある。

仕事先でゴネて金をせびったこともある。

営業さんに「住み込みの仕事を紹介してあげるから、愛人にならないか」と持ちかけられ、

本気で契約しかけたこともあった。

「韓国で一緒にナイキの偽物を作らないか?」

と誘われて真剣に悩んだこともある。

誘われたのは店の店長で、

彼は売り上げ金を盗んで数日後本当に失踪した。




誰にも頼らないで1人で生きるって、

綺麗事じゃない。

綺麗になんて生きられるはずがない。

一歩間違えれば、私だって犯罪者だったんだ。



ディミトリーと若い頃の自分が重なってしまって、
3回も観に行ってしまった。


(いつも娘役には感情移入できない。
もはや、守られるだけで生きていける女を憎んでると言ってもいい。しかし孤児のアーニャはロシアを歩いて縦断した)


そして、気になったのは、

父の仇であるロシア皇帝の娘アナスタシアを殺せなかったグレブ。


彼もまたアナスタシアを愛してしまった哀しき悪役であった。




さらに、

アーニャの記憶が最初に戻ったとき、

思い出したのは、家族や祖母の記憶ではなく、

パレードの日に出会った薄汚れた浮浪者の少年、

ディミトリーだったこと。

「皇女様」

と思い出して跪くディミトリー。


2人は既に子供の頃からの一目惚れだったのねぇ…

(この伏線がまた秀逸)


身分違いの恋を諦め、

報奨金は受け取らず、

アナスタシアの前から黙って姿を消そうとするディミトリーを追いかけ、


「許しません、

ロシア皇女アナスタシアの命令です」

と言うアーニャ。


そして、

祖母のマリア皇太后のナレーション、


「アナスタシアなんて娘は最初から存在しませんでした、
報奨金は全額寄付します」




2人はそれからどこへ消えたのか?




「本当に現実にあったらいいのにな」
って誰もが思う、



とても、とても素敵な夢みたいなストーリーでした✨





はぁ、何回でも観たかったなー。

そしてこの物語の中に入って、

2度と出たくないなって思った。



そういうわけにもいかないので、

しぶしぶ現実に舞い戻ってきてしまいましたが。



(上演中はネタバレしないように、観に行ったのは11月でしたが、この時期に書かせて頂きました)



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今年は占い師としてTwitterやブログを新たに始めた年でした。

実はこのブログも最初はバンドの追っかけブログのはずがコロナでライブもなく路線変更、

お陰様で飽きっぽい私がなんとか続いています✨

(今まで何回やめてることか)



そして、

奇しくも現在「アナスタシア」という占い館に出演させて頂いているという奇跡に感謝します。




本年中は大変お世話になりました☆




宝塚屑組トップスター、龍玄だりあです✨


来年も屑中の屑占い師としてよろしくお願い致します❣️




「上っ面だけで終わらせない、
本音が言える鑑定を」


「目の前の人の為だけのオリジナルな答えを」


「人生にNGなんてありません」




コロナ禍で世の中も今までの常識も嘘八百で、
ただの洗脳だったって、もうわかったよね?




これからもどこまでもズルく、
したたかに、

私と本気の作戦会議を一緒にしましょう( ̄∀ ̄)




新年は1月5日(火)に出演致します↓
是非会いに来てくださいね☆



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