嘘をついたことのない、

人を裏切ったことのない、

自分を偽ったことのない人が、

この世に存在するだろうか?

そんな人がいたら、

もはや人間じゃない。

そんな人間じゃない者になるために、

人の人生はあるのか?




嘘をつくから、

裏切るから、

偽るから、

神や大勢の人の前で、

人は永遠の愛を誓うのだろう。


永遠の愛なんてないから、

永遠の愛を誓うのだろう。


永遠なんて「ない」から「ある」

愛なんて「ない」から「ある」




神に支えし、
敬虔なる牧師も司祭も、

自分に火の粉がかかれば、
我先に逃げるだろう。

それが人間というものだ。




「もう酒なんかやめた」
そう叫んだ男が、

次の日の夜、
飲み屋でまた飲んだくれている。

それが人間だ。


「二度とやりません」
そう言って刑務所を出た人が、
数年後また舞い戻ってくる。

それが人間だ。


上品で穏やかであった老人が、
認知症になり、

訳のわからないワガママを言って、
家族や職員を困らす。

それが人間だ。

愛せない、

愛すべき人だ。

矛盾こそが人だ。


嘘も本当もないのだ。

間違いも正解もないのだ。

偽物も本物もないのだ。


ただ「ある」

それだけだ。


この世界を何と例えるかといったら、

単に「これ」だ。


認識してる「これ」だけが全てだ。

何もコントロールできないのだ。

コントロールしてるつもりでも、

実は私達にできることは何もない。

ただ見せられているだけだ、

この世界を何者かに。

全ては不可抗力だ。

抵抗しても無駄だ。

私達に一体何ができる?
 


「手放せ」


「諦めろ」


頭の中に浮かぶ思考は全て嘘だ。

従ってもいい、

従わなくてもいい。

全部舞台セットだ。

自分すら存在してるかわからない世界だ。


全て仕組まれた罠だ。


誰に?「神に」




そして、

その神も自分なんだけどね。





次回は11日(金)に出演↓