今、コブクロさんの「蕾」が流れた。

この曲は、思い出すと胸が締め付けられるような思い出と重なる。

2007年ということは、11年前。

当時、長男は15歳で家庭内暴力全盛期。

通勤途中の車の中で、当時大好きだった「蕾」を、涙を流しながら聴きつつ、オンとオフを切り替えていた。

家に帰れば、心がトゲトゲにささくれだった長男が、事あるごとに大暴れ。

家中の物を破壊したり、私に暴言を吐いたり、次男を虐待したり…

刃物を振り回すこともしばしば。

一触即発、刃傷沙汰を回避するのに死にものぐるいだった。

職場に行くと、私の大恩人とも言えるSさんが、メンタルボロボロの私の支えになってくれた。

当時の勤務先が学校図書館だったこともあり、来館する生徒から元気をもらい、

生徒との会話が私を癒してくれた。

地獄のような日々を、何とかやり過ごした後(3年間続いた)

何の気なしに次男の友達のお父さん(大学の先生)に当時のことを話したら

「当時、だれかに相談しました?」

「よく乗り越えましたね」

と、すごく驚かれ、労いの言葉をかけて下さった。

あぁ、どこかに相談するとか、誰かに頼るとか、そんな選択肢もあったんだ…。

当時の私は、然るべき機関に相談するなど、全く思いもつかなかった。

あまりのことに、いろんな感覚や思考がマヒしてたんだろうなぁと思う。

夫は単身赴任中。

親戚も友人も近くに居らず、縁もゆかりもない土地で、孤軍奮闘しながらの子育て。

多分、かなりギリギリの綱渡りだったと思うけど、よくもまあみんな無事だったなぁと、今更ながら感心する。

今だから言えることは、長男は私の鏡。

当時、母親の私自身がささくれだっていたのかもしれない。

きっと私や家族の問題を映し出し、あぶり出し、精算役を担ってくれていたのかもしれない。

その当時、長男が「私の鏡」と気付けたら…。

問題行動はエスカレートしなかったのかもしれない。

でも、起こることすべては必然。

私の魂が試練から学ぶこと、修行することを選んだのかもしれない。

気づくこと、感謝することの大切さを、大きな困難を乗り越えた今だから痛切に感じる。

私の学びを少しでも多くの人にお伝えすることが私に与えられた使命の一つかもしれない、と感じている。

その長男も、昨年結婚し、この夏父親になった。

子どもと一緒に父親として成長していってほしいと思う。

私の二の舞は踏んで欲しくないなぁ。

「蕾」にまつわる私の切ない思い出。

お読み下さり、ありがとうございます。

コブクロさん、素敵な歌と歌声で癒して下さって、ありがとうございます。