この季節になると毎年読みたくなるのが、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」。

初めて読んだのは16歳のときでした。

 

村上春樹の小説自体が初めてで、全部で3巻もあるから悩んだけど、どうしても読んでみたくて、勉強そっちのけで毎日ひたすら読みました。

 

夏の始まりの気怠い感じと、主人公のねじまき鳥さんと笠原メイちゃんの、時間を持て余してる感じが好きなのです。

 

私が高校生のとき、通学電車の中に、私のイメージするねじまき鳥さんピッタリの大学生がいつも乗っていて、私は勝手に「ねじまき鳥さん」と名前を付けて心の中で呼んでいました。

 

その人に会えるのが楽しくて、電車に乗るたびにいつもドキドキしていました。

 

いつかその人に話しかけて、告白するんだ!と心に決めていたけど、いつの間にか「ねじまき鳥さん」はいなくなっていました。

 

なんで何も言えなかったんだろー?言っていたら、何かが変わっていたのかな?と、あのときはよく切ない気持ちになったけど、たぶんあのときはそんな気持ちに浸るのが楽しかったのです。

 

 

「ねじまき鳥クロニクル」は、いつでもあのころの自分に会わせてくれる魔法の本なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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