参加予定だったけど。

さくは将来モデルさんになるの。
指談で語った、さくの夢。
タイミングはまだ先になるらしい。
その夢を語り出したころは、さくはまだ小さく、心臓の手術をする前だったので、風邪は命取りだった。
入院して、挿管して、ICU管理。
今は身体も大きくなって、咳や鼻水が出だして発熱しても、救急車を呼ぶことも、酸素濃縮器を出してくることもない。
今回は訪問ドクターにも報告する前に解熱。
強くなった。
生まれてすぐに、
すべての医療機を外して家に連れて帰りますか?病院で寿命が尽きるよりも、数日は家族の時間が過ごせるから。
生きるデータのない子供だから。
そう医師に言われて、
「なら、さくやがデータを作ればいい」
そう強く願い、8年。
さくには未来があるから。
また、チャンスは巡ってくるよ、何度でも。




