―11月9日―
22才の息子はコース学習者。4年くらい?
娘は17才で、そういう面倒くさい話は嫌いだと、一切興味がない。ただ彼女は、おべっかを使わず、正直に何でもアウトプットし、なんでも感覚で即座に決める。あげたいものをあげたい人にあげて、いろんなところから何かをもらい、なんでもすごく喜ぶ。嫌いな人に嫌われても気にもかけていない。私から見て、彼女はいつでもハッピーな実践者。1日中喜んでいる。
息子と娘はお互いに、7年ほど一切口をきかなかった。息子に何かがあって、娘を気に入らなくなって話さなくなったのがきっかけだと思う。当時私は悩みもし、何とかしようとは少ししてみたが、無理だと思った。占いを学んでいたおかげで、ただ見ていることができた。そして私にコースが入ってきて、より、いじれないことを知り、そこから手を放し、私は私自身の取り組むべきことに目を向けていた。
そして去年、私たち3人に奇跡的な1日があって、おそらくその日、私も息子もそれを感じていた。私と息子はその日、暗黙でひたすらガイドに従っていたと思う。そしてその日から、話すようになった。本当に楽しい1日で、その日の終わり、夜の10時から夜中まで、2人は一緒に踊った。2人ともダンサーで、お兄ちゃんがフリを作り、それを踊った。7年ぶりに口をきいてその日に一緒に踊るなんて、私はこんな日が急に来るとは想像もしていなかった。
7年のブランクは大きいので、今でも私がいないと2人きりはきまずい様子。それでも今年は、ずいぶん2人のみのコミュニケーションが増え、この長い一連を見ながら、私は、自分の中の神の子が兄弟たちとつながり始めたのかなと、いつも思う。息子と娘のつながりさえ、私次第だと。
だから、息子が娘を気にかけるというのは、今でもレアなことだ。そして今日、2人がダンスレッスンから帰ってきて素敵なことがあった。
2人とも長年ダンスをしているから、まあまあ踊れる。けれど2人とも、自分の踊りに納得はしていない。納得できなければ、踊っていても気持ち良くないそう。「人から褒められても 誉め言葉は何の役にも立たない。ヘタじゃ、自分が気持ち良くない。」と2人は言う。
そんな中、娘はずっと、“ツボ”がつかめないことに悩んでいた。好きなうまいダンサーのようにどうして踊れないのかという、とても微妙なツボにお手上げだった。お兄ちゃんもその壁はすでに通ったので、彼にはその辛さがわかるようだ。そしてその微妙なものを妹に教えたいのだけれど、どうしたらそれが教えられるかを、ずっと考えていたようだった。かなりの微妙さなのだろう。
レッスンから帰ってくると、息子は娘にヘタクソだと言い、ツボを教えようと始まった。私たち3人はいつのまにか、NOピーポープリージングを実践してる。そんな中、今日は、息子は本気で妹を改善しようとし、娘に教え始めた。
けれど娘はできない。どうしても伝わらなかった。娘はあまりの自分のできなさに、希望をなくしているみたいだった。泣いているのを隠しながら我慢していたけれど、お兄ちゃんは止めなかった。お兄ちゃんは好きなダンサーはいないかと聞き、娘が提示すると、「この人は俺が言ってることができてる」と言う。娘の嫌いなダンスの先生をの動画を見せても、お兄ちゃんは「この人もできてる」と言う。娘より下手な人の動画を見せても、「この人もできてる」と言う。
娘はとことんまで落とされた。嫌いな人や、自分より下手な人にはできることが自分にはできず、一生できるようにはならないだろうという気持ちにまでなったようだった。お兄ちゃんは、妹が泣いて落ち込んでいるのを知っていながら、止めることを選ばず、どうやって伝えようか頭をフル回転させていた。
私は内心、「今日はもう無理だ。娘は今日は何も受け入れられないだろう。お兄ちゃん、諦めたら?どうしてやめない?何が起こってる?」と思っていた。
娘は泣き、希望が無くなり、もう踊りたくないと言い、とうとう「自分の顔も見たくない」とまで言い出した。
私はその間、何も言葉が出ず、泣く娘と見つめ合っていた。彼女がとても悲しい目で見てくるのだけれど、私は言葉がなかった。けれど、彼女が「自分の顔も見たくない」と言った時に、私は分かった。今闇が出ている最中だと。もっとうまくなれないと欲張って悩んでいるだけなのに、「自分の顔が見たくない」とまで思うなんて、どうみても何かのプロセス中だと思った。
私が唯一彼女に言えた言葉は、「どん底までいっちゃいな。自分をぜんぶ ぶっ壊しちゃいな。ぶっこわれたら、やっと新しくなれるから。」だった。彼女にこの意味が分かったどうかは分からないけれど、彼女はより一層泣いた。私たちはずっと見つめ合っていた。
そんな中でも、お兄ちゃんは、娘に動画を見せたり、無言になって頭をフル回転させたりしていた。
その最中、娘は闇を出しながらも、お兄ちゃんが一生懸命考えていてくれることを心から喜んでいた。お兄ちゃんの言葉が追い打ちをかけ続けているのに、嬉しがっている。だから、せっかくお兄ちゃんが考えてくれているのだからと、嫌でも提示された動画を見たりしていた。7年のブランク中、2人が本当は、どれほど仲良くなりたがっていたか。
そうしてしばらくすると、娘が突然「わかった!」と言った。それと同時に、息子も「これだ!」と言いながら、黒い長いゴムを出してきた。すごい同時感だった。
だから私は「闇 突破した!」と思った。
娘は、何がどう分かったのかをお兄ちゃんに話した。「たとえば、胸がここまでしか行けないと思っても、もうちょっと行かせるってこと?」
息子は「そう!」と言って、それをゴムを使って表現した。「ここの関節と間接は頑張って止めて、絶対動かないようにして、この部分だけ行けるとこまでよりもっと行かせるんだ。止めがないと、体全体が動いてっちゃう。だからかっこよくない。止めが大事。そうすれば、大きく動かない方がかっこよくて、それなのに大きく動いてるように見える。」
2人とも、基本的には、全く同じことを言っているようだった。
ここまでくると、私には全く分からないダンサーの世界の会話。2人は、ああだこうだと話しながら、お互いにすごく納得しているようだった。そして娘が、ある動画を見て、さらに理解し、それを「せまい箱の中で踊ってて、壁があるからここまでしか行けない中で、ここを思いっきり伸ばす感じ?」とかなんとか言う。すると、息子がすごく輝いた。息子も、自分では分かり切れなかったことを娘に答えてもらったたようだった。「そう!そう!あーそうだ!」と言いながら興奮した。
私が息子に「今、光ったでしょ」というと、「マジ、今 光っちゃったよ!」と言った。
それから夜の0:30、3人で座って、「さあ どの動画で練習したらいい?」と始まった。すると1秒で娘のラインが鳴った。今日のダンスのレッスン動画が送られてきた。3人で、「これで練習しろってことじゃん!」と笑った。
そして娘が言った。「ななみって愛されてる。嫌いな先生2人は、チョーうまいじゃん。もも先生は、うまくなりたかったら自分を捨てろって、この前言った。だから、嫌いな先生も受け入れようって思った。お兄ちゃんはこんなに教えてくれる。動画も 秒で来た。友達にラインしたらこんな優しいライン帰ってきた。だれ?」と上を見てキョロキョロしながら言った。いくらスピリチュアルに興味がなくても、これがどれだけ不思議なことか、彼女も感じたらしい。というか、そう感じさせるくらいのことが彼女の心の中に起こった、ということだった。
また、彼女は、「自分のことで こんなに泣いたの、本当に久しぶりだ」と言った。ハッピーガールだから、闇なんていつも面倒で、本気で向き合えなかったのだろう。
3人で奇跡感をたっぷり感じて、本当に素敵だった。ダンスを通して、スピリットがみんなに闇を突破させたような気がした。息子がどんな心境でやっていたのかは知らないけれど、「ただいま、奇跡が起こっている最中です」モードで喜んでいたのは確かだ。
もちろん、彼女はすこぶる元気になっていて、練習を少ししたら、あっという間に踊りが変わっていた。希望がありつつ、これから踊るときは新しい踊り方の練習になることを嘆きつつ(笑)、「もう復活した」とゲラゲラ笑っていた。
また思うことになった。
「癒すことを教えてもらうなら、癒されるだろう」
彼女が闇を出せるよう、彼女の闇を止めず、出すのを促し、見つめ、待ち、状況を止めず、見続る。これが癒すことを教えてもらっている最中だったのだろうか。癒すとは、スピリットのわざを、こうして見ているということなのか。
最後に彼女が、大きな何かに愛されていると感じたというのは、本当に素敵なこと。神の話なんて嫌いな娘であっても、そんな話をまったく出さなくても、まったく関係ない。そして結果、3人が癒された。
ああ、それだけじゃないよね。娘が嫌いだった先生を、娘は受け入れた。たまたま娘に秒で動画を送ってくれた子は、娘の嫌いな子だ。そして娘も息子も、お互いをさらに受け入れた。私が想像しているよりも、もっと大きいように思う。
それから、2人が得た答えがとても気になっている。
「止めるんだ。止めたうえで、その部分だけを、行けないと思ってももっと行かせるんだ。小さい箱に入っている感じで。」
小さい箱が肉体にしか思えない。
そして、心をしっかりとスピリットといるコアに止めつつ、行けないと思っても、あと一歩行く。
最近、いかにスピリットに必死に止まることも重要かを感じていたから、なおさら。どこを必死に止めて、どこをもっと行かせるのか?
そうしたら、小さく踊っていても大きく見える。
箱の中なのに。
狭い箱に入っているくらいしか動いていないのに、ラクに大きく動いているように見えるダンサーがたくさんいる。汗なんてかいてなさそうなくらい。しかも、その方がチョーかっこいいし、うまいし、気持ちよさそうに見える。深い!
1年前のあの日