みんな、私の今を見る。
それはいいんだけど、今の私にも《軌跡》っちゅーもんがある。
辿って来た道は、それはそれは!
私にも一生懸命悩んだり考えたり壁にぶつかったり、穴に落っこったり、体が思うように動かなかったり、泣いたり、吐いたり、外に一歩も出れなかったり、治療で髪の毛抜けたり、異常に痩せたり太ったり、激しい頭痛が1ヶ月続いたり、それがメッセージだと分かって聞いてんだけど、なかなか答えに辿り着けず、ギブアップしそうになるのを何とか諦めずに頑張ったり。
そうやって、今がある。
でも、そんな重かった過去こそが私を作り上げてくれた貴いものだから、そこを通り過ぎたら、あとは爽やかな風のように、歩いていってる。
昔、成功者と言われる人の話を聞いた。
その中で「みんなうまくいかないと、嘆いている人も多いと思う。僕が、なぜ過去の失敗談をあえて言わないのか分かるかな?『そうだよねー、うまくいかないよねーっ』て、同情することは簡単だよね。
でも、この中で、僕が一番辛いことを経験してるよ。一番失敗もしてきてる。《成功》っていうのは、失敗の連続や苦悩の先にあるものだと僕は思ってるよ」っていう話、ものすごく印象に残っている。
だから私も昔のことはサラッと言うようにしている。
「あー、この人も今、私が味わったあの時のあそこを経験してるんだなぁ。このハードルを越えようとしてるんだなぁ。辛いだろうなぁ」と思いながら、あえてサラッと言うようにしている。
サラッと言うことほど重要なんだよ。
だって、私がいまだに覚えてるような、私的には超重要でものすごくズッシリときたような話、その人、サラッと言ったんだもん。