母は、オチビさん達の話が楽しみで仕方ないらしく、電話の回数が増えた

好奇心旺盛だから、そんなもんで遊ぶの?て物が餌食になる。
この前は夜中にお風呂場で「カターンカタカタカタ~ン」…何が響き渡ってるの

ミストのキャップで遊んでた。
くわえてお風呂の中に持って行き、また外に出して、を繰り返してる

登れない所も果敢に攻める。
テレビにも昇る。
上の方の狭~い所が好きらしく、テレビがグ~ラング~ラン…ま、いつか倒れるだろう。
一応言ってみる。
ダメ出しはなぜか生まれ育った佐賀弁になる。
母と電話中にシンクに向かったオチビさんに「何しよっとね
」母、大爆笑

それが聞きたいのかも

でも、オチビさん達、しっかり仕事してますから

今、熟睡してたよね?と思いきや、二人シャキーンと気を付けをし、同じ方を見てる。
目線が、はい右~はい左~、二人揃って「ミャア~~~~
」 こういう時はどなたかいらしてる時。
話終わるまでシャキーンとしている。
毎日そんな感じ

神社を護っている動物さんを《神鹿(しんろく)》などと言うけど、家は確実に《神猫》

家の社長はと言うと…
このブルーな目で監督してる。
ペルちゃんのこの目

神様を見続ける目。
彼女との出会いが、私のスピリチュアル能力を覚醒させた。
もう十数年前、ふと(この『ふと』が始まり)窓を思い切り開けたくなった。
一階に住んでたから、窓を開けてベランダに出てみようと思った。
す、すると、向かいの道路から何か飛んでくる小さい固まり。
家を目掛けてすごい勢いで走ってくる。
茶色いウサギ?子犬?なに?
その小さい固まりちゃん、前から知ってたかのように家に飛び込んできた。
そして、家の真ん中で力尽きたように倒れた。
…ネコじゃん

それがペルちゃんとの出会い。
そして「やっと会えたね
」という声がエコーした。見ると、首には針金が巻き付けられ血がにじみ、両手両足とも、毛がなくて肌が剥き出しになっている。
どこから来たの

どれだけ走ってきたの

何度も脱走するから針金を巻かれてたの

お家に帰らなくていいの

それは後で聞こう

とにかく放っといたら死んじゃうかも。
…といっても家中探したけど、ネコが食べそうな物、おかかしかないよ

「ごめんね、買ってくるからとりあえずこれ食べてね」とお皿におかかを出すと、頑張って起き上がり、がむしゃら(この表現しか見当たらない)に食べ始めた。
「フンガフフフ、フンガフフフ」って声を立てながら食べてる。
声を立てながら食べるネコ、初めて見た。
そして、その声の奥から「ありがとう
」と「おいしい
」と聞こえた。…何日も食べてなかったの

そんな思いして私の所に来てくれたの
どうして
というか、どうしてこの子が喋ってる事が私に聞こえるの

それがペルちゃんと私の第一日目。
以来ずっと、私に寄り添いながら神事をしてくれている。
スピリチュアルの仕事を始めてからは「あたしゃ忙しい」とよく言っていて、一日中寝てたり。
私もそうだけど、エネルギー使うと体力消耗したりするから、いつまでペルちゃんの体がもつかが心配だった。
そんな時に「相棒がいる」と言い出した。
ペルちゃんはきっと引き際を考えている。
オチビさん達に全てを引き継がせて、後の事を考えている。
その日はいつか来る、来てしまう。
ネコ年齢でも60歳を越えてるから。
その日が来てしまった時の、私の事も考えている。
きっと泣くだろうなぁとか、色々考えている。
このブルーの目、全てお見通し。
きっとペルちゃんらしい、粋なはからいを見せてくれるんだろうな。
周りから見たら、ただのネコ。
でも魔法使いのネコ。
神の業をするネコ。
神様とお話しするネコ。
龍神や白虎達を従えてるネコ。
いつも思うよ。
それが分かるくらいになれてよかったって



