前述の園長先生のお母様。
東京大空襲を経験されたという。
とてもとてもお元気で、すっとした立ち居振る舞い。
言葉遣いも歩き方も、とてもエレガント。
お母様に「スピリチュアルの方っていうから、太ったオバチャンかと思いましたら、まぁ可愛らしいお嬢ちゃんですこと
」と言われた。
「お嬢ちゃん」という響き、久しぶりに聞いたというか…。
照れくさいけど、心地よかった。
しっかりはっきりオバチャンの私だが、八十八歳の御婦人にしてみたら、私はまだまだ「お嬢ちゃん」

あんなエレガントな御婦人になりたい。
「わたくしの前世を見て頂けますか?」
「はい、巫女さんです」
「まぁ
素晴らしい
わたくし、そんな気がいたします」そしてこう言われた。
「わたくし、夢で《92歳になったら迎えに来るよ》と言われましたの。
だからそれまで元気に頑張ります」と。
素晴らしい。
帰りの車の中で思い出し、胸が熱くなった。
「わたくし、また先生にお会いしたいです」
私の方こそ、またお会いしたいです
