耀司、ウーロン茶の入ったコップをかざして、「これからに、乾杯ってねぇ~~。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 自室でレッスンの構成の準備中、睦美に神林からライン。
「あら…???…神林さん。」
そして、
「あは。」
ニッコリと。
「結婚おめでとう。」
その文字に睦美、小声で、
「ありがとうございます。」

メッセージには、
「孔太から知らされてみんな驚いて。しかも、相手が高井戸さんと聞いて。まっ。中には、な~~るほどね~~って感じてた者もいるけど…。とにかく、こんなに早く。って言うのが事実、驚き。是非、しあわせになって欲しい。それに。これが一番なんだけど。眞鍋ちゃんと望月さんのお蔭で新しいココルキーの誕生。メンバー全員、張り切ってる。ダイナムズの青畑さんも勢いづいてるから、俺たちも頑張れる。もしかしたら、今月中にも、新曲でライブ配信されるかも。」

瞬間、睦美、
「うそ。」

「当然、孔太の彼女のファッションでね。今は、ココルキーの今までの曲と、新しい曲で、とにかくミーティングに忙しい。また、連絡するね。じゃ。あらためて、結婚、おめでとう。」

睦美、思わず目頭が熱く、
「あ~~~~。ははははは。」






望月家の玄関のチャイム。
モニターを見て…。

スピーカーから、
「すみません、ご連絡した寛原と申します。」

優茉、
「あ、は~~い。」


玄関で…。

女性、丁寧にお辞儀を。
「寛原莉々(かんばらりり)と言います。」

優茉、ニッコリと。
「あは。孔太さんの~~。」

莉々もニッコリと。
「あ、はい。」

「じゃ、上がって。」
「失礼しま~~す。」


寛原莉々、矢島孔太の彼女である。
所謂、ココルキーのコスチュームとなる、メンバーファッションの採寸を取りに来たのである。
現在、孔太と共にアパートで同棲をしている。
彼女は都内のアパレルブランド「Luce~ルーチェ~」のスタッフ。入社4年目。
デザイナーを目指している。


優茉、採寸と取ってもらいながら、
「もぅ~、び~~っくりしちゃって~~。」

莉々、
「はははは。いえいえ。私の方から申し出たくらいですから~~。」

「孔太さんとはお付き合いして、どのくらい…???」
「5年に…、なりますか。うん。同じ大学で、居酒屋で…???…うん。はは。席を立ちあがった瞬間に、ぶつかっちゃって。それからです。ふふ。私から一目惚れです。」

優茉、思わず、
「うそ―――――――っ!!!」
そして優茉、
「孔太さん、羨ましい~~。」

「ぶつかった瞬間に、あ~~すみません、大丈夫ですか、洋服、どこか、濡れたところ。どこか、怪我は。って。もぅ~~、最初っから、親身で。」

優茉、その声に、ニッコリと。
「うんうんうん。何だか、分かる気がする。孔太さん、仕事でも、物凄い心配り、凄いですから。」

莉々、
「何だか、物凄い、細かいところまで気が利いてて、それでいて、とにかくマメで優しい。」

「まっ。キーボード弾いてますからね~~。それは納得。はははは。」
「でも、望月さんも凄いです~~。物凄いサックス、上手~~~。」

優茉、その声に、お辞儀をしながら、
「ありがとうございます。」






そして莉々、辺りを見て、表札を見て、
「高井戸耀司、芙美花。…ここだわ。」
チャイムを。

すると、
「は~~い。どうぞ~~、開いてま~~す。」

ドアを開けて、
「こんにちは~~。」

すると、犬と小さな女の子が。犬が、
「ワン。」

いきなり莉々、
「わっ。びっくりした~~。」

女の子が、フロアに正座になって、ペコリと、
「いらっしゃいませ。」

汐梨と睦美、
「いらっしゃ~~い。」

睦美、
「望月さんから聞いてます。寛原さん。」

莉々、ペコリと。
「あ、はい。」

汐梨、リビングで睦美の採寸を見ながら、
「いやいや。あの孔太さんの彼女さ~~ん。」
語尾を強めて。
「とにかく、奇麗な人だよね~~。」

莉々、恐縮しながらも、

「いえいえ。そんな…。望月さんも物凄い奇麗な方で~~。」

汐梨も睦美も頷きながら、
「うんうんうん。それは言える。」

汐梨、
「で、こちらの眞鍋睦美様も同じように、お奇麗~~。」

その声に照れながらも睦美、
「もぅ~~。汐梨さ~~ん。」

汐梨、
「はははは。」

莉々、

「はい。もぅ、玄関でお会いした瞬間に、凄い奇麗って。」
笑顔で莉々。

汐梨、お辞儀をして、
「ありがとうございます。」

耀司、自室から出て来て。
「あ、はい。こんにちは~~。」

莉々、思わず、
「あ。」
採寸の途中で、
「お邪魔してま~~す。」

汐梨、
「兄の高井戸耀司。睦美さんの旦那になる方。」

莉々、いきなり手を止めて丁寧にお辞儀を。
「は、初めまして、寛原莉々と言います。」

耀司、両手を差し出して、
「あ~~、いやいやいや。そんなに。」
頷きながらも、
「うんうん。うん。ははははは。」
キッチンに。
「そっか~~。採寸かぁ~~。ははは。どんな感じになるのか、待ち遠しいね~~。」

汐梨も睦美も、そんな耀司に、ホッコリと。

汐梨、
「だ~~ね。」

睦美も、
「ですね。」

耀司、ウーロン茶の入ったコップをかざして、
「これからに、乾杯ってねぇ~~。」
ニッコリと。








ママでいい…。   vol,337.  耀司、ウーロン茶の入ったコップをかざして、「これからに、乾杯ってねぇ~~。」

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