「…もしかしたら…。コロナか、インフル…???…熱が39度で。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 汐梨、
「え~~~ぇえ~~???…ひったくり~~???」

耀司、
「あぁ。…俺も、無我夢中で、投げ飛ばしてたよ。」

「へぇ~~ぇえ~~。」
汐梨。僅かにかおを傾げて。
「…て事は。…背負い投げ…???…かぁ~~。一本背負い。」

顔を傾げて耀司、
「ん~~~。まっ。どっちでも…。」
そして耀司、
「かかかかか。自然に体が動いてた。とにかく、いきなりだったからな~~。睦美さん、倒れちゃってたから。」

汐梨、
「だよね~~~。」
すると汐梨。
「…と、いう事は、投げ飛ばされた男は、そのまま、動けなくなったと。」

「いきなり道路に体全身がね~~。叩きつけられたって感じになったからね~~。」
「で。警察からの事情聴取。」

「そういう訳~~。…ま。そんな訳で。そのまま睦美さんひとりでなんて。物騒だから、家まで送ってった。」

「うんうんうん。」
汐梨。
「そっか~~~。…で、昨日、夕食~~。」

その声に耀司、
「あぁ。睦美さんと芙美花、ふたりで作ってくれたよ。」

「ほぅ。なるほど。」
そして、既にバセットに背もたれしている麻沙美を見て、
「んじゃ、麻沙美、お願~~い。」

耀司、
「了解~~。」





汐梨、車で。そして、運転しながら、
「へぇえ~~~。ひったくり。で、背負い投げ。」
ニッコリと。
「黒帯かぁ~~。…何々、兄さん。やるじゃん。」




耀司、カレンダーを見て、
「もうすぐ、3月かぁ~~~。」



その3日後だった。

耀司、
「へ…???…うそ。芙美花~~~???」



2階の芙美花の部屋に。ドアをノックして、
「芙美花~~???」



声がない。ドアを開けて、
「芙美花~~~???」


すると…。


ベッドの上で芙美花、
「う~~~ん。」

耀司、慌てて、
「おぃおぃおぃ。大丈夫かぁ~~~???」

すると、芙美花、
「…凄い。」
気弱そうな声で、
「頭、痛い。…おとうさん、ごめん。」

「おぃおぃおぃおぃ。…って。」
耀司、すぐさま芙美花の額に手を。瞬間、
「うそ。」
そして、
「体温計っ。」

芙美花、弱々しい声で、
「…リビングの…。キャビネットの一番下の…。」

いきなり耀司、
「あぁ、あぁ、あぁ。…わ、分かった~~。うんうんうんうん。今すぐ。」
慌てながらも。





そしてリビングに。引き出しを開けて、
「どこだ、どこだ、どこだ~~???…と、あった、あった、あった。」
駆け足で。





…そして…。
「ピピピピヒ。ピピピピ。」

芙美花、父に体温計を。

耀司、数値を見て、
「え―――――――っ!!!…39度。うっそ―――――――っ!!!」

芙美花、父を見て、
「私…。おとうさん。」

耀司、慌てながら、
「待て。待て待て待て。」
そして、
「…と。と、とにかく、冷やそう。冷やそう。」



芙美花の部屋を出て。

すると耀司、顔をぐしゃぐしゃにして、
「あ~~~ん、もぅ~~。…芙美花、生まれてこの方、病気なんて、全然。」

耀司、階段をドタバタと。そして、冷蔵庫に。
「アイスノン、アイスノン。」
タオルでアイスノンを巻いて。そのまま2階に。芙美花の頭を僅かに上げて、
「とにかく、こうしてろ。」

芙美花、弱々しい声で、
「う、うん。」

耀司、
「とにかく、学校は休め。おとうさん電話しておくから。」

芙美花、
「うん。…はぁ…。」




耀司、またまた階段をドタバタと。
「やばい。やばい、やばい。」



そしてすぐさま汐梨に。


…けれども…。
「何やってんだよ~~。」
再び電話を。


…けれども、また…。
耀司、
「え~~~???…って。どうな。」
今度は耀司、勝臣に。


ようやく…。
「あ。勝臣君、汐梨は。」

勝臣、スマホに。
「あ。すみませんお義兄さん。汐梨…。ちょっと、やばくって。」

耀司、その声に、
「やばい…???」

「え~~~。」

耀司、眉間に皺を。
「うん…???…どうしたの…???」

勝臣、朝食の準備をしながら、
「えぇ。…もしかしたら…。コロナか、インフル…???…熱が39度で。」

スマホから、
「うそ―――――――っ!!!」

耀司、両目を閉じて、
「あ~~~~。…なんで~~~。」

スマホから勝臣の声、
「お義兄さん…???」

耀司、
「あ~~~ん。なんでこぅ。」

スマホから、
「お義兄さん…???」

耀司、
「あぁ。あ、いや…。何とも~~。あん。実は、芙美花も~~。朝起きて、キッチンにいないから、おかしいなって思って芙美花の部屋に。…そうしたらまだベッドで。そしたら熱が。」

勝臣、フライパンを繰りながら、
「え~~~っ???」

スマホから耀司の声、
「39度だよ~~。」

勝臣、目を真ん丸にしながら、
「え~~~ぇえ~~???…芙美花ちゃんも…。」

耀司、スマホに。
「と。とにかく分かった。うん。うんうんうん。こっちはこっちで。…で。ででででで。そっちは。…え、えっと~~。汐梨と、麻沙美、よろしく。」

勝臣、フライパンの目玉焼きを皿に。
「はい。分かりました。芙美花ちゃんも、お義兄さん。」

耀司、
「あ、あ、あ~~。うん。うんうんうん。じゃ。」
通話は切れる。

すぐさま耀司、顔をグシャリと。そして頭を両手で掻きむしるように。
「あ~~ん。なんで。」

けれども、すぐさまスマホで。登録番号を…。








ママでいい…。   vol,299.  「…もしかしたら…。コロナか、インフル…???…熱が39度で。」

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庄司紗千「海をこえて」
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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