耀司、
「いやいやいや。とにかく、サプライズだね~~。ん~~???」
睦美を見て。
汐梨、またまた睦美に抱き着いて、
「ん~~。はははは。」
そして、
「さては、隠してたね~~。」
笑いながら、
「ははは。」
睦美、照れながら、
「はい。」
芙美花、
「それにしても凄い、新しい曲なんて。」
睦美、芙美花に、目を見開いて、
「それなんです。私も望月さんから動画見せられてびっくりして、もぅ…???…って。」
耀司、
「多分。日頃から曲、作ってるから、出来るんだろうね~~。」
けれども耀司。
「あ。でもさ。…睦美さん。でも、望月さんから動画を…。…それ、だけで、この曲。」
芙美花、
「あ、おとうさん、おとうさん。もっかい聞きたい、今の曲。」
汐梨も、
「あぁ。うんうんうん。」
耀司、
「おっと。うん。確かに。」
耀司、再び動画を。
「申し訳ないけど、早送りして…。……とぉ~~。この辺。」
再び、曲が流れる。
汐梨、
「凄いよね~~。」
耀司、曲を聞きながらに、
「凄いのは…。ま、確かに。望月さんもそうだけど~~。睦美さん。望月さんの動画を見て、聞いただけで。…さすがは絶対音感。」
顔を傾げて、
「良くぞ、ここまで、出来るよな~~。」
汐梨も、芙美花も、
「うんうんうん。」
汐梨、
「楽譜も、何もない訳でしょう~~。凄いよ。」
睦美、
「そして~~。この曲に、神林さんが詞を付けて~~。バンドの、それぞれの楽器で~~。完成~~。」
ニッコリとして、
「どんな風になるのか。」
ニコニコしながら、
「また楽しみ。」
汐梨、ニコニコしながらも睦美を見て、
「だよね~~。またまた、生まれ変わる~~。子供が大人に。聴く人によってはいろんな景色が見える。感動だよね~~。」
耀司、
「しかも、サックスでの作曲だから、望月さんのセンスも凄いよ。」
芙美花、演奏を聴きながらに、
「あん。ここがいい~~。」
汐梨、
「うんうんうん。サビの部分ね~~。」
耀司、
「あ。でもさ~~。望月さん、睦美さんのアレンジって、聴いたの…???」
睦美、耀司に、
「あ、はい。音楽教室で、私も録画して動画を望月さんに送りましたから。望月さんも喜んでました。ははは。望月さんも、まさか、こんなに早く出来上がるなんてって、びっくりしてましたけど。」
耀司も汐梨も、
「はははは。」
「いやいやいや。ほんとだよ~~。」
テレビ画面の演奏が終わった。
耀司、腕組みして、
「とにかく、大したもんだ。」
芙美花、睦美に、
「ねぇねぇ、睦美さん。この曲、私のスマホに送ってくれる~~???…何か、もっと聴いてた~~い。」
汐梨、
「あは。うんうんうん。私のにも。」
睦美、ニッコリと。
「あ、はい。」
汐梨、そして耀司を見て、
「当然、兄さんにも。」
耀司、そんな汐梨にほくそ笑んで、
「と、当然、だろ。」
途端に汐梨、睦美を見て、
「シシシシシ。」
睦美、ほっこりと。
晄史、会社で誓に、ラインで、
「ココルキーの件、どうなった~~。」
すぐさま既読。
誓から、
「うん。まだ、何もないね~~。…って言うか、音楽の原石って言うのは、あちこちに。録画しておいたら、良かったんだけどね~~。」
晄史、そんなラインに、
「そっか~~。…ん~~。確かにね~~。」
ただ。芙美花、自分のスマホに送られてきた動画を学校で…。
景織子もその動画を見て、聴いて、
「うんうんうん。いい感じじゃん。」
千愛も詩乃も、
「うんうんうん。」
「私も同感。芙美花、これ、どうしたの…???」
芙美花、
「あん。何度聴いても、いいよ、この曲~~。まっ。ちょっと、シークレットなんだけどね~~。」
景織子、
「サックスとピアノのセッションか~~。凄~~いじゃ~~ん。」
汐梨もセレモニーのスタッフルームでお昼休みに動画を。
アシスタントの真梨邑恵衣美(まりむらえいみ)も汐梨の隣にお弁当を。
「何、聴いてるんですか…???」
汐梨、
「ふん…???…へへへへ~~。」
すると真梨邑、
「へっ…???…それって、眞鍋さん…???」
いきなり汐梨、真梨邑に、口に人差し指を立てて、
「シ――――――ッ!!!」
真梨邑、弁当をテーブルに、いきなり素早く椅子に。
「えぇぇぇぇ…???…眞鍋さん、サックスと…???」
汐梨、
「もしかしたら。眞鍋さん。瓢箪から駒かな~~。全然センスいいもん。」
耀司、一週間振りの麹屋とのランチ。打ち合わせも兼ねて。
耀司、
「いいモン、聞かせてやる。」
そんな声に麹屋、
「ん~~~???」
耀司、麹屋に、
「これ、なんだけどね~~。」
麹屋、高井戸のスマホの動画を見て、そして聴いて、
「おぉ。サックスとピアノ。ふん。いい感じの曲~~。」
耀司、そんな声に麹屋を見ながら、ニコニコと。
「だろ…???…だろ…???」
麹屋、高井戸に、
「どしたの、これ…???…まっ。おまえがサックス好きってのは昔からだけど…???」
微笑みながらの麹屋。
そんな麹屋に耀司、正に、ニンマリとした顔で。
レッスンの準備での音楽室。
睦美、
「あっ。」
スマホで。晄史のスマホに。そして誓のスマホに。
誓、
「うん…???…お義姉さん。」

ママでいい…。 vol,293. 「聴く人によってはいろんな景色が見える。感動だよね~~。」
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