小野瀬、
「七瀬社長、中々、やりますね~~。」
悠里、
「とにかく、あの人は凄い。何考えているのか、分からないときもあるけど…。」
優維香、
「うんうんうん。この前のホテルの件もそうでしょう。いきなりガツンと。」
優維香の、「ガツン」の言葉に小埜瀬ニッコリと、
「ハハ、ガツン。」
「でも…、ホッとした。」
優維香。3人をチラチラと見ながら。
「だ~~って~~~。結局は、このインテリアデザイン、伊久伊那のデザインじゃないって分かった。それだけでも最高だよ。」
悠里、
「確かにね~~~。」
そして悠里、
「でもさ~~~。あの絶望的な状況から這い上がったんだから、ある意味、凄いよね、私たち。」
瑛子を見て、優維香を見て。
瑛子、頷きながら、
「うんうんうん。何と言っても、凄いインスピレーション。さすがチーフ優維香。」
小埜瀬、その声に、
「えっ…???…コレクションの、あれって…。」
そこまで言って小埜瀬、悠里と瑛子を見て、そして優維香を見て、
「柿崎さんの…???」
優維香、すぐさま左手をヒラヒラと、
「違う違う。ま、確かに。最初、ピンと閃いてデッサンはしたんだけど、そこからはもぅ~~~、みんなのイメージが重なって出来たんだもん。やっぱり、みんな、凄いよ。」
小埜瀬、目をパチクリとさせて…。そして、ゆっくりと頭をコクリと、
「へぇ~~。そうなんですか~~。えぇ、間違いありません。とにかく素晴らしかった。私にもかなりの刺激、与えてくれましたから。」
その声に悠里、優維香を見て、
「わお。リーダーからも嬉しいお声。いただきました~~。」
僅かに身を乗り出して瑛子を見て。
瑛子、目の前の小埜瀬に丁寧に頭を下げて、
「ありがとうございます。」
そんな瑛子に小埜瀬、こちらも右手をひらひらと。
「いえいえ。そんな。」
一拍置いて、
「とにかく、素晴らしかったです。…そして…。もうひとつ。…なんですが…。」
その声に優維香、小埜瀬を見て、
「もぅ…ひとつ。」
小埜瀬、ニッコリと、
「はい。…実は…。」
悠里と瑛子をも見て。
「インテリアコレクション、あの時、偶然にも、面白い物に遭遇しましてね。」
優維香も悠里も、
「面白いもの…???」
瑛子、ピザをもぐもぐと、そして、目を見開いて。
小埜瀬、
「えぇ。僕、あれを見た途端に、おやおや。こんなところに。…と、思って、少し、気持ちが和らいだというか。実物を見て、妙に嬉しくなりましてね。」
優維香、
「気持ちが和らいだ。実物を見て。」
そして悠里、
「妙に嬉しく…。」
瑛子、
「それってリーダー???」
優維香も悠里もお互いを見ながら瑛子を見て、顔を傾げて小埜瀬を。
小埜瀬、
「実は、あの日。ジョエルを見る前に、いろいろと、他のところも。」
優維香、
「あっ。…そうだったんだ~~~。」
咄嗟に悠里、
「えっ…???…それじゃあ~~、もしかして…。伊玖伊那の~~…。」
その声に小埜瀬、悠里を見てニッコリと、
「えぇ~~。伊玖伊那のインテリア、拝見させて頂きました。…と、言うより…。実は、あの伊玖伊那のインテリアも…。実は…、僕が、その日本人の方に差し上げた他のデザインを、形にしたものだったんですが…。」
その声にいきなり優維香、ビクンとさせて、目を真ん丸に。
それは悠里も瑛子も同じ。
そして3人共に、
「うっそっ!!!」
瞬間、3人共に、また体を縮こまらせて口に手を。
悠里、目を見開いたままに、
「マジで…???」
優維香、
「あのデザインもリーダーの…???」
瑛子は顔を崩して、
「え~~ぇえ~~???」
小埜瀬は困った表情の中でも、笑顔で、
「えぇ。実は、そうなんです。…だから、あの時は、僕自身、おやおや。こんなところで偶然にも、巡り合えましたか…って、思ったくらいなんです。」
悠里、目を見開いて、
「え~~~。何と…。」
小埜瀬、優維香から自分のスマホを、
「ちょっと…、すみません。」
優維香、
「あ。はいはい。私こそ、すみません。いつまでも…。」
小埜瀬、自分のスマホで、
「え…っと…。あぁ、あった。これです。」
3人に。
悠里、
「うっそ。」
優維香、
「う~~わ、ほんと~~。」
瑛子は身を乗り出すように、
「まさか…。」
小埜瀬、ニッコリと、
「ねっ。」
3人、揃って、
「うんうんうん。」
悠里、
「目をパチクリと…。」
瑛子は口に両手を当てて、
「そういう事~~???」
優維香、顔をぐるりと、
「いやいやいや。まさか…、あれが…。」
そして、
「要するに~~。伊玖伊那がここぞと思い、リリースしたデザイン、それが、全てリーダーの~~。」
小埜瀬、優維香を見て、
「まっ。…そういう事に…なりますか…。」
悠里、
「でもさ…。なんでだろ。あれだけライバル意識、ありありの伊玖伊那。他の人の…って言うか、外部のデザインを使ってまで…。」
その声に優維香も瑛子も、
「ん~~~。」

好きになれない。 vol,134. 小野瀬、「七瀬社長、中々、やりますね~~。」
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