そして…。1週間が…、過ぎた。
現在人気のアイテムとそのデザイン、合わせて50以上。
しかも、それに加えての機能性と実用性。そしてライフスタイルに最も近づけて…。
そして、ここが限界か…。と、まで持っていき、更に他にも気付いた事があればそれをも検討。
工夫に工夫が凝らされてのスタッフコレクションに挑むトラディショナル事業部。
それもそのはず。以前のスタッフコレクションも、都内のライバル会社は元より、
日本国内のインテリア関係の企業が凌ぎを削り。その中でも上位5社は圧倒的。
しかも、その上位5社の内、金賞と銀賞は何とも僅差。
それだけでも甲乙付け難いところでインテリアショップ・ジョエルが金賞をもぎ取った。
この栄誉は日本全国に響いた。
社員一同歓喜。勿論、メディアにも大々的に。
そんな過去があって以来、国内でもインテリアショップ・ジョエルの人気は高い。
その一方…、こちら、エレガンザ化粧品。マーケティング事業部。
メンバーの中で囁かれている異動で来る人の事。今やMAX状態。
朝から騒々しい。
菜帆子、
「さすがに…、落ち着かないよね~~。」
「そりゃそうでしょ。飲みに行っても、みんなおんなじことばっかり。」
順平。
「まっ。確かに。…逆に、落ち着いてって、言う方が…無理があるかぁ~~。あっ。順平君、例の資料~~。」
佐津香。
「あ~~。はい。出来てますよ~~。」
椅子に座ったままで僅かに移動しての順平。
そしてファイルに入った資料を順平から受け取る佐津香。
「おっ。サンキュ~~。」
いきなり他のメンバーが入り口の方に注目。
窓際の空いてある課長席の手前の席、課長代理の愛結美、目をパチクリと。
吉竹がひとりの男性と共に。一気に静まり返るメンバー。
そして…。ポツリポツリと…、低い声が、
「うそ。」
「わぁ。」
「何…???」
「凄。」
「いやいやいやいや。」
「わ~~お。」
そして、首を捻るメンバー。
そしてまたは、
「こういうの…、あり…???」
佐津香も口を僅かにおちょぼ口に。
吉竹、課長席まで男性を…。
そして…。メンバー全員を前に、
「え~~~。みんなには前々から話はしているから、周知の事実。この度、エレガンザ化粧品。マーケティング事業部。その課長に就任と言う事になった。」
そこまで言って吉竹。男性に左手を差し伸べて。
男性、吉武を見て、
「あ。はい。」
僅かに会釈をして。そしてメンバー全員の顔を見て、
「今日から、こちら、エレガンザ化粧品。マーケティング事業部。課長に任命されました、小埜瀬瑛士(おのせえいじ)と申します。何分にも、初めての事ですので、皆様の協力を得て、頑張って参りたいと思います。よろしく御願い致します。」
そして、メンバーに向かって深く一礼。
「パチ、パチ。」
と聞こえた瞬間、
「パチ…。パチ…。パチパチ。」
大きな拍手が。
吉竹、思わず顔を綻ばせて、
「おほ…。」
ニッコリと。小さな声で、
「どうやら…。」
そして小埜瀬に右手を。
小埜瀬、その右手に自分の右手を。そして照れながらも吉竹にペコリと。
吉竹、
「そんな訳で、小埜瀬君。今、空いている課長の席に就いてもらう。…そしてだ。」
メンバーを見ながら、
「紹介しよう。」
そして、一番手前の女性に。
「こちら、マーケティング事業部。今まで課長代理を務めてくれていた、曾我野愛結美(そがのあゆみ)さん。今後は、と、言っても、別に変わらないんだが…、まっ。課長代理を英語に直しただけで、シニアマネージャーとして。」
小埜瀬、
「あ。はい。」
そしてペコリと、
「小埜瀬と言います。よろしくお願いします。」
愛結美、丁寧にお辞儀をして、
「曾我野と言います。よろしくお願いします。」
吉竹、そして左側の方に。
「…で、こちらが…、ゼネラルマネージャーとして勤務に就いている、盾橋菜帆子(たてばしなほこ)さん。」
菜帆子、一礼をして、
「よろしくお願い致します。」
小埜瀬も一礼をして、
「小埜瀬です。こちらこそ、よろしくお願いします。」
吉竹、その隣の男性に右手を。
「そして、その隣が、チーフマネージャーの瀧田順平(たきたじゅんぺい)君。マーケティング事業部。女性の中に男性2名。貴重な存在でもある。」
順平、一礼をして、
「瀧田順平と言います。よろしくお願いします。」
小埜瀬、丁寧に、こちらも一礼。
「小埜瀬です。よろしくお願いいたします。」
「以上。役職者となります。他のメンバーは追々、曾我野さんにお願い致します。」
愛結美を見ながら…。
愛結美、笑顔でペコリと、
「承知いたしました。」
「では。早速なんですが、いろいろと、説明を…。」
小埜瀬、その声に、
「あ、はい。お願いします。」
「ではこちらに。」
ゲストブースの方に。
すぐさま愛結美、
「はいみんな。続けましょう。」
一斉に仕事に戻るメンバーたち。
何故か、一言も…、ない。

好きになれない。 vol,013. そして…。1週間が…、過ぎた。
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