そして将輝、蒼介と土日のどちらか都合の良い日を、
瑞樹家にお邪魔する約束をして…。
但し、その際に自分と馨も一緒と言う事で…。
蒼介、
「えっ…???馨君…???」
将輝、
「えぇ。ほら、部活で身長が180あって、スリーポイントを…。」
その声に蒼介と和奏、
「あ~ぁ~~。はいはい。」
「うんうん。確かにいたね~~。」
栞奈も、
「うんうん。馨君、知ってる~~。」
蒼介、
「なぁ~~んだ、お姉ぇも知ってたんだぁ~~。」
「病院の屋上で一度、会ってるからね~~。」
麗亜、笑顔で、
「お兄ちゃんと子供の頃からの仲良し。」
流美も、
「うんうん。背ぇ、高いもんね~~。」
そして瑞樹家の玄関先。
先に麗亜が車の中に。
流美、瑞樹家の人たちに、
「すっかりと長居しちゃって。」
ペコリとお辞儀をして。
和奏、笑顔で、
「いえいえ。またいつでもどうぞ。お待ちしております~~。」
「ありがとうございます。」
和奏、後部座席に座っている麗亜に、
「麗亜ちゃ~~ん、また遊びにおいで。おばちゃんも待ってるから。」
麗亜、にっこりと、
「うん。ありがとうございます。」
将輝もドアを開けて車の中に、蒼介に、
「じゃあ。」
蒼介、
「うん。いろいろと、ありがとね。待ってるから。」
「はい。」
車が動き出す。
来た道を…。
そして将輝、今度は逆に右側の、ある住宅を…。
流美、
「あっ、将輝~~。今は車の中だけど…、ホントに瑞樹さんの家、もぅ、分かる…???大丈夫…???」
その声に将輝、
「えっ…???…あ、あ~~。うん。なんとか…ねっ。」
流美、助手席を見て、
「私、そう簡単に土日って、休める訳、ないけど…。」
「大丈夫だって~~。」
麗亜、
「…けど、凄いよね~~。理沙さんのお父さんが、あんな事言うなんて、思ってもいなかったよ~~。」
そして麗亜、
「あ~~ん、私も理沙お姉さんの家、行きた~~い。」
流美、すぐさま、
「かかかか。まっ、麗亜はもう少しだね~~。松葉杖取れて~~。しっかりと自分の足で歩けるようになったら…。まっ、将輝は当然、チャリで行くんでしょ。」
将輝、
「あっ、あ~~。うん。…それしか…、ねぇし。」
「麗亜は、少し我慢しな~~。和奏さんと連絡しあって、私が休みの日なら、連れていってあげるから。」
そして流美、
「すっかりと友達になっちゃってたもんね~~。それに、私だって、和奏さんと知り合いになれたから、嬉しいけどね~~。」
麗亜、その声に、
「えっ…???ほんと…???お姉ちゃん…???」
運転しながら流美、
「う~~ん、ほんとよ~~。」
「わは。」
理沙はまた庭に出てバスケットボールを…。スマホで動画を見ながら…。
右手にはバスケットボールを持ってドリブル。
そして左手はハンドリムを握ってゆっくりと前に…。
そんな姿をリビングで見ながら蒼介、
「このバスケットコートが出来てそんなに日が経ってないのに理沙、あそこまで出来るようになったんだなぁ~~。」
和奏も、
「うん。」
そして腕組みして、
「しっかし…、まさか、将輝君の家族とも、こんなに親しくなれるなんて…。はは、凄いよね~~。」
蒼介、
「あ~~。全くだ。」
栞奈、
「よし。私も付き合うか。」
リビングから廊下に駆けていく栞奈。
蒼介も、
「よ~~し、んじゃ俺も。かかかか。こりゃいい運動になりそうだ~~。」
和奏、
「ふふ。」
その時、キッチンのカウンターの電話が鳴る。
和奏、
「はいはい。」
そして電話を、
「瑞樹でございます。」
電話の相手の声を聞いて和奏、
「なんだ、かあさん。」
電話の主は和奏の母親、錦織和澄(にしきおりわずみ)、香川に夫と共に住んでいる。
和奏、
「うんうん。今、蒼介と栞奈と3人で、庭のバスケットコートの中、バスケやってる。」
電話の向こう、
「そぅ~~。うんうん。とにかく元気で安心した~~。お父さんが電話しろ、電話しろってうるさくって~~。」
「はは、とうさんらしいわ。…で…???」
理沙、懸命に右手でドリブル。そして左手でハンドルリム。
そしてゴール下でボールを…。ボードの下に当たり床にバウンドする。
蒼介、
「あぃ、もう一回~~。」
栞奈、
「少しずつだけど…、なんとか、慣れてはきたよね~~。」
理沙もその声に、ニッコリと、
「はははは。うん。」
蒼介、
「失敗上等~~。どんどん行け~~。」
栞奈、
「かかかか、父さ~~ん。」

信じて…良かった。 vol.086. ホントに瑞樹さんの家、もぅ、分かる…???」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
