間髪入れずに夏希、首を横に振り…。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 将輝、目を見開いて、
「えっ!!!…うそだろ…!!!」

麗亜も、
「お、お姉ちゃんっ!!!」

理沙、それでも自然に、
「うん。歩けなくなっちゃった。脚…、全然。感覚…、ないんだ。」
そして理沙、看護師を見る。

夏希も頷いて。

将輝、看護師を見て、
「看護婦さん。」

夏希、そんな将輝を見て、
「うん。理沙お姉さん。ある事が原因で、歩けなくなっちゃったんだ。」

将輝、
「ある事…???」

「うん。神経がやられて…。」

将輝、いきなり、
「そ…。それって…。もしかして…、俺たちの…。」

間髪入れずに夏希、首を横に振り、
「ううん。ぜ~~んぜん。将輝君や…、麗亜ちゃんのせいじゃ、全然ないよ。逆に、先生も私たち看護婦も、将輝君と麗亜ちゃんには、ありがとうって、お礼言いたい。理沙お姉さんの事、教えてくれて。そして理沙お姉さんの傍にいてくれて…。」

その声に麗亜、
「看護婦さん。」

すると麗亜、
「あっ、それ…、私のお姉ちゃんも言ってた。」

夏希、
「お姉ちゃん…???…あぁ~~。流美さんね~~。」

すると理沙、
「るみ…さん…???」

夏希、
「うん。そぅ。この子たちの…、叔母様。かかか。でも、麗亜ちゃんは。流美さんの事。お姉ちゃんって、言ってるけどね~~。」

夏希、理沙に、
「流美さん、看護婦さんなんだよ。しかも、ベテランの。」

その声に理沙、
「へぇ~~。」
そして麗亜を見て、
「凄いね、看護婦さんが…、叔母様。…あっ、お姉ちゃん…???」

麗亜、
「うん。私のお姉ちゃん。」

将輝、理沙を見て、
「おぃ。…それは…良いけど。おま…。少し…、瘦せたんじゃ…。…ちゃんと、飯。食ってんのかよ。」

その声に麗亜も、
「あっ。」

夏希、顔を傾げて。

理沙、
「あっ。」

「飯、食わねぇで、良い訳ねぇだろ。しっかりと食えよ。食わねぇと、体…持たねぇぞ。」

その声に理沙、
「……。」

「飯、食えても。食えねぇ奴だって、いるんだ。俺と麗亜だって、おま、元気になってもらわねぇと…。」

夏希、将輝の話を聞いて、
「……。」

「流美姉ぇも…、俺と麗亜のせいじゃねぇって言ってるけど…。俺自身…、ある意味…、負い目…、あるからよ。」
そして、将輝、キッパリと、
「飯は食え。…じゃねぇと…。」

麗亜、
「お兄ちゃん。去年…、彼女、心臓病で、死んじゃったの。」

その声に将輝、
「麗亜っ。」

理沙、
「えっ!!!」

夏希、目を真ん丸く、
「初耳~~。」

将輝、ブスリとした顔で、
「さ…、最初は、美味しい、美味しいって…、食べてたけど…。いつの間にか、受け付けなくなって…。そしたら、もぅ…、全然…。食べられなくなって…。…結局は…。」
そこまで言って将輝、口をグンニャリと…。
「…だから、ちゃんと、飯は…、食えよ。」

麗亜も、
「お姉ちゃん、ご飯…、食べられなくなった…???」
悲しそうな目で…。

そんな目で見つめられて理沙、困ったような顔で…。けれど、右手を振って、
「ううん…。食べられない…訳じゃ…。ないけど…。」

瞬間、将輝、また、
「んじゃ、食えよ。…俺も…、麗亜も…、痩せ細った…。その…、おまえの…、顔…、見たくねぇや。」

その声に夏希、
「おや。おやおや。はは。」
そして夏希、理沙を見て、そして顔を傾げて、
「ねっ、理沙さん。」

理沙、思わず。顔を赤らめて…、軽く頭を下げて、
「わ、わかりました。」

「おっ、言ったね~~。じゃ、他の看護婦さんにも、先生にも、言っちゃうからね~~。」

理沙、一瞬、右目を歪めて…、
「は~~い。」

将輝、
「おま…。これから…。」

麗亜、
「学校…、バレー。」

麗亜は理沙から部活がバレーだと聞いていた。

夏希、慌てて、
「じゃ。今日は、ここまで…。」

麗亜、
「お姉ちゃん、また来ても…いい…???」

その声に理沙、ふと考えていた事から、
「あっ、うん。いいよ。うん。」

ゆっくりと麗亜の車椅子を引きながら、夏希、理沙に笑顔で頷いて…。

麗亜、
「ばいば~~い。」


病室を出て将輝、看護師に、
「看護婦さん、俺…、何か…???」

その声に夏希、首を振り、
「ううん。大丈夫。それより、ありがと。理沙さん。ご飯食べなくて、困ってたの。」

将輝、
「あ、あ~~。」
そして将輝、
「あ、あの…、看護婦さん。」

「うん…???」






信じて…良かった。   vol.018.   間髪入れずに夏希、首を横に振り…。

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