翌朝。朝食を食べながら…。
何とか、昨夜の事から、頭の切り替えが出来た感じの茉祐子。
恭弥はまだ散歩から帰っていない。
薫子、余り昨日の事は茉祐子には話し掛けずに…。それに、ニコニコ顔で…。
そんな薫子の顔に茉祐子、時折首を捻りながら…。
「おかあさん…???」
薫子、
「うん…???」
「なんか…???…あった…???」
そんな茉祐子に薫子、笑顔で、
「うん…???ううん…、なんでも…。ふふん。はいはい。今日も一日、頑張りましょう~~。」
新しい一週間が始まった。
会社で茉祐子、いつものメンバーと…。
「もぅ~~。緊張の連続…。」
千晶、
「へぇ~~。そんなに凄かったんだぁ~~。」
巴、
「…けど…。驚きだよね~~。その…社長さんと常務の人…。エクレールのファンなんて、凄い、嬉しい~~。」
和歌葉も、
「うんうんうん。ねぇ~~。」
そして茉祐子、昨日の疲れか、エトランゼに行く千晶や巴、和歌葉には、
「ごめん、今日は、帰るわ。」
そして申し訳なさそうに、
「かかかか。まだ、昨日の…、なんか、引きづっているような感じ…。」
そして千晶達と別れてそのままひとり、駅に…。
そして田園調布駅に着き、そのまま歩き…。
その間、ず~~っと茉祐子の頭には昨日の事が…。
帰宅すると先に帰っていた薫子が夕食の準備。茉祐子、
「ただいま~~。恭弥さん…???」
薫子、
「あぁ、お帰り~~。恭弥、今日はトライアル・スクエア~~。」
茉祐子、
「あぁ~~。うんうん。そういえば、単発でも…。」
「うん。ふふ。」
茉祐子、バッグをテーブルの上に。
「おかあさん…。」
その声に薫子、
「ん~~???」
「ちょっと…、相談が…あるんだけど…。」
「ふん…???うん。いいわよ。」
数秒の沈黙。
茉祐子、
「あのね…。」
薫子、
「うん。」
茉祐子、昨日のパーティの事を薫子に話して聞かせる。
薫子、話しを聞きながら、
「うんうん。うんうんうん。」
茉祐子、
「…でぇ。」
薫子、
「うん。」
「…って言うか…。おかあさん、恭弥さんから…、昨日…。」
「うん。恭弥から、聞いてる。」
その声に茉祐子、唇を絞って、目を下に、
「そっか~~~。…でね。」
「うん。」
茉祐子、顔は半ば下を向きながらも、目は薫子を…。
「その…。綾篠常務から…。そのぉ~~~。」
薫子、
「うん。」
「もしかして…、その事も…恭弥さんから…。」
薫子、顔を頷かせて、
「うん。聞いた。」
茉祐子、なんとも、煮え切らないような表情で…。
「私なんて…。はは。そんな…。恭弥さんと…なんて…。全然。」
その途端、薫子、
「結婚、しなさい。茉祐子。」
その瞬間、茉祐子、目をパチクリさせて、
「へっ…???」
「何度も言うけど、茉祐子、恭弥と結婚しなっさいっ!!!!」
「お…、おかあさん…???」
薫子、真顔になって、
「つべこべ言わずに。恭弥と結婚するっ。」
「えっ???…いやいやいやいや。…だって、その…、あの…。」
薫子、口を尖らせて、
「な~~んの問題もないじゃな~~い。茉祐子は、恭弥の事、好きなんでしょ。いつも、いつも、会いたがって。」
茉祐子、顔を綻ばせながら…、
「そ、そりゃ、そうだけど…。でも…。恭弥さん。私にとっては、まるで…、お兄ちゃんみたいな存在で…。」
「だから~~???」
薫子。
「そ…、そんな…、結婚って…。言われても…、なんか…。ピンと…。」
「ピンとも何も、関係ない。結婚、しなさい。」
そして薫子、
「これは、私の…、ある意味、命令でも、ある。うん。」
そこまで言って薫子、
「かかかか。」
キッチンから出て椅子に座っている茉祐子を後ろから抱き締めて。
「や~~った、やった~~。これで、茉祐子もしあわせになる~~。」
茉祐子、薫子に抱かれながら顔を薫子に捻って、
「おかあさん…。」
薫子、
「昨日ねぇ~~。あなたが帰ってきて、すぐに眠って…。その後、恭弥があなたを抱きかかえてあなたの部屋まで。」
茉祐子、目を真ん丸に、
「えっ…???」
「お姫様抱っこでね。」
「わっ。」
「恭弥、あなたをベッドまで…。…で、あなたが座っているこの椅子で…、私に話して聞かせた。」
「おかあさん…。」

薫子と茉祐子~その愛~ vol.249. 「ちょっと…、相談が…あるんだけど…。」
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