美珊と凛久、
「へっ…???うそ。」
一颯、
「おぅ~~。何と。」
姫乃、
「へぇ~~。」
茂樹、
「ん~~~???」
薫子、頷いて。茉祐子、口を真一文字に、首をコクリと。
凛久、
「な、なに…???じゃあ…、羽田さんにも…。」
薫子、コクリと頷いて、
「偶然に…。デパートの化粧品売り場で…。」
一颯、
「おやおやおや。」
茂樹、
「いや。このふたりを見て、普通…親子なんて、まず、思わないもんなぁ~~。正に、姉と妹だもんな~~。…かかか、しかも、別嬪さんだし。」
一颯、間髪入れずに、
「おぅっ、良く言った。かかかか。」
薫子、
「まっ、松本ディレクター、お上手~~。ふふ。」
そして茉祐子を見て、
「ねぇ~~。」
茉祐子、にっこりと。
茂樹、
「あっ。それに…忘れちゃいけねぃ…。姫乃もな~~。」
その声に姫乃、
「あ~~。ひど~~い。私はついでですか~~。ディレクター~~。」
一颯、
「かかかか。こりゃ、姫乃に一本だな~~。」
肉を焼きながら、
「ほぅ、成宮ちゃん、焼けてるよ~~。茉祐子ちゃんも。」
凛久、
「おっと、んじゃ、野菜も…焼いちゃおうか…。」
「ふふ。今回は、私は邪魔しません。」
美珊。
「…って言うか、手を出すと怒られちゃうから…。」
舌をチロリと。
薫子、
「ふふ。…ですよね~~。」
「おぅ~~。まっ、アウトドアはね~~。任せてもらって、OK。」
一颯。
「食って、飲んで、しっかりと盛り上がる。いいね~~。ほぃ。乾杯~~。」
茂樹。
茂樹の音頭で、一同、
「か~~んぱ~~い。」
六条家の庭で楽しい会話、そして笑い声が響き渡る。
茂樹の持ってきたワインを開けて…。
凛久、
「うんうん。いいっすね~~。いけます。松本ディレクター。」
薫子も一口、
「うん。おいしぃ~~。」
美珊、
「何かしら、これに合う料理…作りたくなってきたでしょ。」
その声に薫子、
「うんうんうん。」
一颯、
「だよな~~。ワインに合う料理…。食ってみてぇ~~。」
一颯に薫子、
「んふふふふ~~。じゃ…、いずれ…、作らせていただきましょうか~~。」
茂樹、
「おっ、そりゃうれしいね~~かかかかか。」
姫乃、
「ふ~~ん。そうだったんですね~~。」
そんな姫乃に一颯と茂樹、
「うん…???何が…???」
姫乃、
「あっ、は…、はははは。茉祐子さんが~成宮先生と…親子って…。あっ、血は繋がってはいないけど…。」
一颯、
「うん。」
「でも…、それ以外は…私…、何にも知らなくって…。」
その声に一颯も茂樹も…、
「あっ。あ~~。」
「あ~~。そっか~~。姫乃、知らなかったか~~。」
凛久、
「いやいやいや。私もですよ。…実際、仕事はさせていただいてますけど…。それ以上の事は…。初めて知りました。」
一颯、
「…で、どうだい。それ以上の事を聞いて今、このふたりに…興味津々と…、来るかな~~???霧島さ~~ん…???」
その声に凛久、
「へっ…???」
けれども、
「かっかかかか。な~~に言い出すんですか~~。六条プロデューサー、先生と茉祐子さんから、怒られますよ~~。はははは。」
と、言いながらも、薫子と茉祐子の顔が…。
一颯を見る顔が、睨んでいる。
薫子の隣で美柵が、キョトンとして。
…かと思ったら、一颯の隣の姫乃までが…。
一颯、右左見て、
「おぃおぃ。」
美柵、
「な~~んてね。」
…と同時に、薫子も茉祐子も姫乃も、
「ぷっ。」
そしてにっこりと。
美柵、いきなり夫の右肩をペン。
「もう一回言ったら、次は本当に怒られちゃうぞ~~。」
一颯、困ったような顔をして、
「もぅ~~。頼むよ~~。驚かせないでくれよ~~。かかかか。…ったく~~、はいはい。ジャンジャン食べて~~。」
茉祐子、
「お~~いしい~。このお肉~~。」
美柵、
「でしょう~~。思いっきり、奮発しちゃったからね~~。」
姫乃、
「いきなり奥様、これで行こうって、手~~、伸ばしてましたから…。ふふふ。」
美柵、姫乃に、
「ねっ、姫乃ちゃん、買って正解。」
「うんうんうん。ん~~。美味し。」
茂樹、
「ほらほら、姫乃~~。ワイン。注いでやる~~。」
姫乃、
「あっ、ありがとうございま~~す。」
にこにこと。

薫子と茉祐子~その愛~ vol.63. 薫子、「偶然に…。デパートの化粧品売り場で…。」
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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。