瀧澤、
「はい。みんな揃ったね~~。かんぱ~~い。」
それぞれが瀧澤の発声の下、高らかに乾杯。
剛輔、
「あれ…???ひとり…足りないけど…、都…???」
奈都美、
「あ~~。翔は今、大阪出張。明日帰ってくる。」
「あ~~。ふんふんふん。」
「でもさ…。」
葉月。
「うん…???なに、カンちゃん。」
木綿子。
「どうしたんだろ、加瀬優里亜。店の近くに…いた…なんて…。」
「ふ~~ん。」
頭を傾げて木綿子、
「全然…。」
「加瀬優里亜って…???」
剛輔。
「ほらほら。ず~~っと前に、商品企画開発にいた、ほら~~。ここにも来た事ある~~。剛ちゃん、言ってたじゃん。翔と~~。」
葉月。
剛輔、頭を捻って、
「ふん…???そんな子…いたか…???」
目をキョロキョロと…。そして、左手の平に右握り拳を、ペン。
「あ~~。うんうんうん。いたいた。けど…、営業に配属なった。あの子だろ…。」
木綿子、
「そうそうそうそう。その子、店の近くで、ムラさんとヤッさん、見たんだって。」
「ふ~~ん。」
「ここに…来るの…???」
葉月。
剛輔、
「んんん…。いや、来たら、来たっておまえらに言うだろ。」
「だ~~よね~~。」
朋代。
「ねね、トモさん、何か…聞いてない…???」
葉月。
その途端、朋代、
「ぶっ。なんで私が知ってるの~~。」
「かかかか。」
木綿子、手を叩いて…。
…と、その時、木綿子の左肩に…。
木綿子、
「へっ…???」
奈都美の頭が…。
スマホでさっきから画面を見ていた伸永、
「わっ。七瀬さん!!!」
奈都美、その声に、
「へっ…???」
いきなり目を開けて、木綿子の左肩から、
「おぉ~~。ぴっくり~~。」
木綿子、
「だ~~いじょうぶなの~~ナツ~~???」
その声に奈都美、いきなり顔を赤くして舌をペロリ。
「へへ…、あんまり気持ち良くって、つい…。」
剛輔、
「かかかか。さては…、かなり…疲れていると見た。今日は、ほどほどにしとけ。」
そんな剛輔に奈都美、
「だ~~いじょうぶ、だ~~いじょうぶ。」
すると、今度は伸永の右肩に頭を。
剛輔、
「おぃおぃ。」
すると伸永、がっしりと奈都美の体を支えて。
剛輔、
「えっ…???」
木綿子、葉月、
「ナツ~~。」
木綿子、必然的に奈都美の体を抱き寄せて。
それを見ていた内海、
「お~~い、どした~~。」
瀧澤、右側を見て。
康と勇喜雄は後ろを振り返って。
奈都美、目をトロ~~ンと。
「ふ~~。はは。だ~~いじょうぶだよ~~。ね、ノブ~~。」
木綿子、
「えっ…???」
剛輔も、
「…ん…???」
葉月、
「こりゃ、かなり…来てんね。」
木綿子、
「ねね、カンちゃん、聞いた…???」
葉月、
「ふん…???何を…???」
木綿子、今度は剛輔に、
「剛ちゃん…。」
剛輔、木綿子をチラリと、
「ん…。ん~~。」
瀧澤、
「ユッコ、カンちゃん、ナッちゃん、こっちに…。」
右手で、招き猫のように。
木綿子、
「あっ、はい。」
伸永、
「あっ。僕が…。」
そして木綿子と伸永、一緒に奈都美を瀧澤の隣に。
靖子、康の右肩をトントンと…、
「ちょっと…席、代わる。」
康、
「あっ。あぁ…。」
瀧澤、
「静かにね。静かに。」
木綿子、伸永、
「お願いします。」
瀧澤、
「うん、OK。ふふ。かな~~り、緊張してたね~~。今日は…。」
優しく奈都美の額を撫でて。
内海、
「朝から…だもんな~~。0時近くに電話掛かってきて。明日、5時前には会社…行きますって…。」
靖子、勇喜雄、
「うそ…。だから…。」
内海、
「無理も…ないだろ…。」
奈都美を見て。けれども、そこから伸永を見て、
「…って、言うか、尾田ちゃん、おまえ…、大丈夫なのか…???そんな体で…???」
すると伸永、
「あっ、あ~~。はい。僕は…。」
木綿子、そんな伸永を見て、
「……。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。