「でも。でもでもでも。…これで、絃に彼氏が出来たら、た~~いへんだよ~~。ねっ、雅樂じぃ。」
翠。
雅樂、そんな翠に、
「うるせぇやぃ。」
寺崎、
「おやおや…。かかかか。確かに。看板娘に、彼氏じゃ…。かかか。大将、泣くに泣けないですよね~~。」
雅樂、照れるように、
「勘弁してくださいな、お客さ~~ん。」
流歌、
「なんか、好きになりたいおじいちゃん的~~。ふふ。」
薫郎、そんな流歌に、
「嬉しいね~~。ねっ、雅樂じぃ。」
雅樂、怒ったように、
「うるせぇ!!!えぃ、次のヤツ!!!」
薫郎、
「はいはい。」
雅樂、女性に、にっこりと。頭を撫でながら。
流歌、
「かっわいい~~。」
雅樂、
「けけけけけけ。」
そして…。
寺崎、流歌、万美に尋音、飛香に橙。そして巽。
店の外で、それぞれ、
「ごちそうさまでした。」
寺崎、
「さっきの店にしろ、ここにしろ、すっかりと、ごちそうになっちゃって。」
流歌、
「いいの、あんな料金で…???」
翠、
「うん。OK。ねっ、絃。」
絃、
「うん。大丈夫。」
「絃の出した数字に、雅樂じぃ、文句言わないから。…絃に会計は…まかせっきり。」
寺崎、
「ほぅ~~。」
そして絃を見て、
「うん。さすが、これだけの美人。確かに、客は…来るよね~~。」
絃、
「ありがとうございます。」
寺崎に丁寧にお辞儀をして。
流歌、翠に、
「みど。じゃっ。ふふ、期待…してる。」
翠、流歌に、
「うん。ありがと。また連絡する。」
万美、尋音、飛香、橙、
「じゃ。おやすみ~~。」
巽、
「ごちそうさまでした。」
翠、
「うん。気を付けて。おやすみ~~。」
みんなを見送り、そして翠、絃、
「へぇ~~。絃が芸能人と…。」
「私だって、びっくりだよ。」
そして翠と絃が、ドアを開け…。
「うわぉ。ユッキ。」
薫郎がいきなりドアから。
絃、
「どしたの…???」
薫郎、
「みんな…行った…???」
翠、
「まだ……。ほら…、あそ…。」
いきなり薫郎、
「ゆず~~~~。」
翠、絃、
「…???」
万美たち、歩きながら、
「へっ…???」
絃、
「どしたの…ユッキ…???」
翠、
「さぁ…???」
橙に駆け寄り薫郎、
「ほら。」
橙、
「へっ…???」
「おまえのバッグに付いていた仔馬のチャーム。床に、落ちてた。」
橙に差し出したチャーム。
橙、
「あっ。あ~~~~。ほんとだ。取れてる~~。ありがとう~~ユッキ~~。」
薫郎、
「うん。おまえ、大切にしてたから。」
橙、
「うん。へへ。私のお守り…。」
寺崎、
「へぇ~~。」
薫郎、
「じゃ。寺崎室長、流歌さん。元気で。」
寺崎、
「おぅ。ごちそうになった。かかか。これからも…大変だと思うけど、ユッキ。頼りにしてるぞ。」
「はい。よろしくお願いします。」
流歌、
「良かったね、ゆずちゃん。」
そして、
「ユッキ。ありがと。」
そして、小さな声で、
「ちゃ~~んと、守ってあげてよ~~。ふふ。」
薫郎、そんな流歌に、
「へっ…???」
流歌、
「じゃ、おやすみ。」
万美、尋音、飛香、
「おやすみ~~。」
巽も薫郎にお辞儀をして。
薫郎、
「おぅ。おやすみ。」
店に戻った薫郎に翠、
「どしたの…???」
薫郎、
「ん~~。落とし物。」
「落とし物…???」
絃を見て、翠。
絃、頭を傾げて、
「…???」
店のドアが開く。
雅樂、
「えぃ、らっしゃ~~い。」
絃、
「こんばんわ。」
入ってきた客に。
客、
「おぅ、絃~~。ども~~。」
歩きながら巽、橙に、
「おま…もり…???」
橙、
「うん。…仙台にいたとき、渚沙さんが買ってくれたの…これ…。」
巽、
「ふ~~~ん。」

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庄司紗千 花笠音頭
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