翠、「うん。着替えて、出掛けるよ。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 翠、
「はいはい。いつまでも、そんな壊れたみたいな顔、してないで、しゃきっとして、しゃきっと。」

その声に橙、いきなり両手を動かして、
「あ、あ…。」

そして橙の体を動かして、立ち上がらせて、翠、
「うん。着替えて、出掛けるよ。」

「チ、チーフ。」

「ほぃ。まず、その顔洗って、歯~~磨いて。」
橙の背中をトントン押しながらシャワールームに…。

絃、ニッコリと、
「はは。良かった。」

翠、
「ふん。かか。」


そして、サッパリとしてシャワールームから出てきた橙に、今度は翠、
「ほぃ。着替えた、着替えた。」
橙のパジャマの釦に指を…。

橙、可笑しがって、
「それくらい、自分でやるよ。」

翠、目をキョトンと、そして口を絞って、笑顔で、
「ふん…???」

橙、パジャマを脱いで、ドレッサーから新しい洋服を…。

その洋服を見て翠、そして絃、
「ふんふん、良いんじゃない…。」
「ふん。良い感じ。」

そして橙、
「チーフ…、どこに…???」

「決~~まってんじゃ~~ん。あんたの…彼氏。ほぃ。遊馬君にメールしときな。」

橙、
「う…、うん。」


そして数分後、巽からメール。
「OK。待ってる。」

翠、そして絃も橙のスマホの画面を見て、
「おぅ、おぅ、おぅ。」




そして…巽の病室。

橙、低い声で、
「おっ邪魔っしま~~す。」

「あら~~。ゆず~~。」
病室に来ていた麗奈。
巽のバイタルチェック。

そして巽の傍には美南。
「あらら、いらっしゃ~~い。」

翠、
「わぁ。奥村さん。その節はどうも。お世話になりました。」

橙、絃、
「…???」

美南、
「はは。さすが、遊馬君、モテモテだよね~~。」

巽、
「ちょっと、ちょっと、奥村師長、からかわないで下さいよ。」

絃、橙、
「師長…さん…???」

翠、
「うん。遊馬君が東京駅で倒れたときに、ここに搬送の指示してくれた人。奥村師長。そして、沢木さん。この人たちがいなかったら、私なんて…。」
首を左右に振って、
「全~然…。」

そんな翠に美南、
「んんん…。あなた、逢坂さんがいなかったら、逆に私だって、なかなか…スムーズにはいかなかった。誰か、傍にいてくれる人が、いるといないとでは全く違うから…。」

何かしら説得力ある美南の言葉、姿勢に翠、照れながらも、
「ありがとう…ございます。」

「今日、かあさん、家なんだ。父さんいるから、家の事しないと…。」
巽。

翠、
「ふん。」
そして橙の背中をトンと、
「ほれ。彼氏~~。」

その瞬間、美南、麗奈、
「へっ…???」

橙、
「あ…、あの…。」
顔を赤くして橙。

「ようやく、立ち直って、お見舞い…来れました~~。」
にこやかに翠。

美南、麗奈、
「あ…、あ~~。はははは。」

麗奈、
「はい、OKです。ありがとうございました。」

美南、麗奈に、
「終わった。…うん。…じゃ。」
3人に、
「お邪魔しました。どうぞ、ごゆっくり。」

3人、
「ありがとうございました~~。」


そして廊下に出て美南、
「うそ。遊馬君の…、逢坂さんじゃ、ないんだ…???」
麗奈に…。

麗奈、首を傾げて、
「…その…ようで…???」

美南、
「ふ~~~ん。てっきり…私…。」


病室の中で翠、絃に、
「あの…沢木さん、実はゆずの従姉~~。」

絃、
「うぇ~~。凄い。なに、それ…。」

「かかか。私も驚いた~~。」






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