22時まで営業中の書店を後に、通りを歩きながら健介に電話。 すぐさま電話に出る健介。
「お~疲れ~仕事終わった…???」
「うん終わった、今…どこ…???…そっか、じゃああ~私もそっち向かうよ。今日の撮影場所に近いから。それにここからも近いし。」
健介と待ち合わせした場所は、
今日の撮影場所からそれほど遠くもないお洒落な喫茶店。
このエリアは様々なイベントも催されて、
かなり広範囲に近代的に環境が整えられているエリアでもある。
一旦健介とその喫茶店で待ち合わせて別のお店で、
食事をしようと喫茶店から出て通りを歩く健介と奈々子。
「何…じゃあ、あれからこの近辺にずっといたの健介…???」
「うん、そう…。いや~どうして、中々素敵なエリアだよ。さすがに…撮影には持って来いの場所だね、この辺は…。」
「そうなの…。私も初めてここに来てそう思った。こ~んな場所って、あるのね~東京に…。」
イベントを終え、メーカーの担当者ら数名と、
打ち上げの二次会に向かおうと会話をしながら歩いている、
紗友莉の視界に偶然にも遠くから飛び込んできた、
見覚えのある恰好をした女性の姿。
「…まだ、この辺にいたのねあの人…。へぇ~あんな恰好の人にも男って、いたんだ…。」
そんな風にその女性を見て、隣の男性を見た瞬間…、
「!!!!」
いきなり紗友莉の目を釘付けにした男性。
「けん…す…!!!」
その瞬間思わず口を左手で塞ぎ、男性から視線を逸らした。
「まさか…えっ…うそ…そんな…???」
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