「そう言えば…そういう事…あった、あった、私も見てるわ、あの時の事。康子~あんたも見てたじゃな~い。ほら、あのイケメンの彼と奈々子が頭を…こう…。」
両手を使ってその時の状況を思い出しながら話す奈津子。
その話を聞いて、増々小さくなる奈々子…。
「ね、奈々子~あの時のあんた…。」
と、そう言いながら奈津子が奈々子の顔を見ると、
何故かメガネの中の奈々子の顔がほんのりと赤い。
「あっ、はぁ~ヘヘ…。」
と、言葉にもならない言葉をポツリと、奈々子。
「何よ、奈々子…、その…ヘヘ…って…。」
と、奈々子の左腕を右腕で小突いて、
その瞬間奈津子が「!!!!」
「奈々子…、あんた…まさか…???」
と、小さな声で奈々子に声を掛ける奈津子。
奈々子も思わず照れながらも…。
そういう表情にしか、なれない奈々子でもあった。
「そう…か…、それで、今まで…、そうか…。アハハ…。」
今日の事がすっかりと合点がいった奈津子。
けれども、何も言わない奈々子を庇うような感じでもありながら…。
「田沢君~ちゃ~んと奈々子に…、謝んなきゃ…。」
「はっ…???」
と、康子。
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