午前3時、辺りは夜の静寂も終わりかけ、 社員たちはホテルの中、4日目のパリの朝を迎えようとしていた。
その頃、日本では裕子が杏子の友達の…、
つまりはママ友たちと共に、日曜日の昼前のお茶を楽しんでいた。
子供たちの日々の遊び方や旦那の事やら四方山話で花が咲いていた時に、
ひとりのママ友から興味のある男女の話が飛び出した。
「…その旦那ね、結局友達と子供の元に戻ってきたのよ。もう友達は礼子のお蔭よ、助かったわ~って!私だけだったら絶対別れてた。ほんとにあなたのお蔭、ありがとう。この子を路頭に迷わせずにホッとしたわって。…うん、その彼女、私の友達なんだけど、その友達の夫婦の危機を救ってくれたのも私の友達で礼子って言うのよ、加瀬って苗字なの。凄いわよ彼女、遍歴もあるんだけど…、私も頭が上がらないわね。ただ…ひとつだけ…。でも、これは…仕方…ないかな…、男と女の関係じゃあ…。かなり難しい部分…だけどね…。」
「へぇ~夫婦の危機を救う…ねぇ…。良い話だわ。」
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