「浅川さんはパリって初めてなの…???」
「ううん、今回で3回目になるのかな…。でも、こんなにたくさんの人を添乗するのは初めてね。…だから、ある意味では…ちょっと緊張してるかな~!」
「私は何だか、懐かしい感じなの…。若い頃、イギリスに留学してたから…。そういう意味でもパリにも小旅行したときってあったのよね。」
「へぇ~そうだったんだぁ~凄~い。じゃあ、パリには詳しいじゃない~!パリの穴場…私に教えてくれない…???」
「アハハ、と~んでもない20代の頃よ~私のパリ旅行は~!今なんて点で…。でも、美味しいものっていっぱいあるから…、それくらいだったら昔からのお店あれば、教えられるかも…。」
「それで充分よ~お願い教えてね。」
今まで、単に五本指にも足りないくらいの、
弘美と礼子の女性同士の関係ではあったが、
仕事も絡んで、中々プライベートでの、
お互いの会話と言うものが出来なかったのが現実だった。
それが、この旅行期間中は可能なのである。
そして、弘美としても、礼子としても、純一にしても…。
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