投資はいかなるとき大成功となるか。
競走馬生産牧場「社台ファーム」創業者、吉田善哉(よしだ ぜんや)氏、1921年5月3日生 は、1990年ある種牡馬(繁殖用の牡馬)を購入しました。その名はサンデーサイレンス。
この馬は生まれつき見栄えが悪く、売れ残った馬でした。デビュー前には九死に一生を得る大事故にも遭遇しています。ところが全く期待されなかったこの馬はデビューから走り始め、なんと、1989年度全米年度代表馬になるのです。
しかし、この馬の血統は実績のないもので、年度代表馬になったにもかかわらず種牡馬としてはなかなか買い手が現れません。当時の米国生産界では血統が絶対の基準で、サンデーサイレンスの大活躍は一時の突然変異のようなもので後は続かないと見られていたのです。
そこに現れたのが吉田善哉氏でした。吉田氏はこの馬を約16億5000万円で購入しました。そして、サンデーサイレンスは日本で大開花し、史上最高の革命的な種牡馬となったのです。競馬ファンなら誰もが知っているディープインパクトなどの名馬を次々に輩出したのです。
この大きな買い物(投資)をしたとき、吉田氏の星は何を表示していたのでしょうか。
サンデーサイレンスを購入したのは1990年末~1991年前半とされています。購入に伴うやりとりもあったはずですから、1990年5月3日(バースデー)のP(プログレス)を出してみました。
P太陽(18蟹座15) 60 N土星(18乙女座14)
P水星(13蟹座43)
P火星(14蟹座47) 60 P木星(14乙女座46)
この2つのセクスタイル(60度)が簡明な表示です。P太陽とN土星の60度はN土星が「投資の大成」を内包していたことの証明であり、P水星とP火星が合しながらP木星と60度は「良い判断、グッドタイミング」を示すものです。そして見逃すことができないのが、P太陽、水星、火星が「蟹座」にあったことです。蟹座は保護・育成の星座です。種牡馬を購入して次世代の開花を期すための投資にピッタリです。
このように、Pチャートで調和アスペクトや、強い(直接、準直接)ハーフサムがつくられる場合は、その感受点のサイン(星座)の性質を考慮する必要があります。その幸運にはその星座の質が反映しているのです。
吉田氏はサンデーサイレンス産駒のデビューを見ることなしに1993年8月13日、72才で逝去しましたが、サンデーサイレンスの血は今も脈々と競馬界に引き継がれています。
生前、吉田氏は次のように語っていました。
サンデーサイレンスを購入したとき、
「いい買い物をした自信が、なぜかあった」
この直感が素晴らしかった。そして、星はそれを裏付けていたのです。
了