あわてんぼう | バイクとCAFEと

バイクとCAFEと

バイクとcafeと猫
これらを愛する俺は、自由に飢えているのかもしれない… ( ̄ー+ ̄)キラーン





この日僕は北へ向かった

雲ひとつない 青が降り注ぐ日である





智積院 清水寺横の車列の波をスルリとかわし

三千院の手前までやってくる





缶コーヒーが指にしみた




空の青は

地表の熱をすっかり奪いさったようだった






季節は紅葉を 平面に張り付け

その上に白いトナカイを運んできたのだ





幸いサンタはまだ来ていない








そうだ

一足先に

僕がサンタになろうか






白いトナカイを駆って

喜びを届けるのだ





あの山の向こうまで







道中


きっと

敵が立ちはだかるだろう



迫りくる

モアイやブルドーザー


何かを成し遂げる時 

敵はつきものなのだ






それでも

一歩一歩前へ





倒れたときには

普段見えなかった景色が


慰めてもくれる






やがて

あんなに遠くに見えた

雪景色が足元でザクザク音をたてたのだ





子供たち

サンタだよ

サンタがプレゼントを持ってきたよ






だが子供たちは


どこにもいない







もう少しだけ行ってみる


サンタだよ


サンタがきたよ



だが


待ち望む子供たちはいない






川が

静かに流れて




山が

ただそこにあるだけだった



あるはずの何かが

そこにはなかった




肉まんを食べて


隙間をうめる







なあに


また


一歩一歩進むだけ



それだけさ





白いトナカイは


きっと最後までつきあってくれるだろう








ではでは