あの日から2ヶ月が過ぎた
今まで味わったことのない衝撃を前に
己が存在する意味が分からなくなった
息をする意味が分からなくなった
毎日毎日
ただひたすら消えたいと思った
毎日毎日
どうしたら死ねるか考えた
人生なんてクソだと思った
自分さえ良ければいいという人間が
罪を償うことなくのうのうと生きて
嘘をついたり
誰かを裏切ったりせず
周りに感謝して誠実に生きてきた人間が
こんなにも苦しまなきゃいけないような世の中なら
そんな世界は要らないと思った
生きるだけ無駄だと思った
嬉しいとか
楽しいとか
幸せとか
そういう感情が私の中から剥がれ落ちた
心から笑えなくなった
でも仕事では気持ちを切り替えて
大袈裟なくらい笑顔を作った
海外のお客様が沢山訪れる現場で
お一人お一人に思いっきりニコニコして接していると
何人もの外国人が
自分の胸に手をあて
「あなたの笑顔に感動したわ」と言ってくれたり
同じチームのスタッフから
「マチャコさんの接客に感動しました!私まで幸せな気持ちになりました!ありがとうございます!」と言われたり
DやADさんから
「マチャコさん、よく朝から夜までずっと笑顔でいられるね!僕だったら引きつっちゃうよ!」
「クライアントから笑顔が素晴らしいとお褒めのお言葉をいただきましたよ!」
と言われたりした。
別の現場では終礼のあと
全く違うチームの女の子から
「マチャコさんの『ありがとうございました』の声の響きの聞き心地がすごく良くて、私も途中からマネしようと頑張ってました」
と声を掛けられた。
そこで思い出した。
そうだった。
わたしは人を笑顔にするため、幸せにするために生まれてきたんだった。
それがお役目だと言われたんだった。
ならば
こんなくだらないことで
自分の命を終わらせるのは
間違ってる
残り僅かな人生を
愛する人達を幸せにするために使いたい
最期のその日まで
私は周りにいる人達を
笑顔にしたい
そして
笑顔で逝きたい
この私が
こんな試練に負けるわけがない!
この私が
この程度の試練を乗り越えられないわけがない!
信じよう
私の中の純粋な愛を
信じよう
子供たちが己の力で立ち上がることを
もう一度信じよう
「愛してるから別れたくない」という
旦那の言葉を
わたしが
わたしを取り戻すために。
わたしが
わたしであるために。
