こんにちは、
杉浦由佳です。
人と会ったあと、
楽しかったはずなのに、
いつも疲れてしまう人はいませんか?
実は、昔の私もそうだったんです。
ずいぶん前のことですが、
起業家の交流会に
よく参加していた時期がありました。
ある会に出たときのことです。
初対面の人とも話が弾みました。
「またお茶でもしましょう」と
嬉しい声もかけてもらえて、
全体としてはとても楽しい時間でした。
でも......
帰りの電車に乗っているとき、
私はひとりでモヤモヤしていたんです。
「“最近ちょっと忙しくて”って言ったけど、
なんだか余裕ぶってるように
聞こえたかもしれないな…」
「あのとき、
ちゃんと話を聞いてなかったって
思われたかもしれないな…」
楽しかったはずの時間が、
ちょっとしたことで、
頭の中から吹き飛んでしまう。
ぐるぐると反芻して、
寝るまでもやもやと
引きずることもありました。
そして、次に会ったときに、
なんとなく話しかけにくくなってしまう。
せっかくご縁があったのに、
自分の勝手な思い込みで
関係を閉じてしまうんですね。
これ、今思えば完全に
「認知のゆがみ」です。
まず、90%の良かったことは忘れて、
気になる10%にばかり注目する。
=「ネガティブな選択的注目」
そして、
相手の気持ちを勝手に想像して、
「きっと嫌われたに違いない」
と決めつける。
=「邪推」
さらに追い打ちをかけるのが、
「白黒思考」。
「たった一言のミスで、
全部が台無しになった」と極端に考えてしまう。
この三重苦。
モヤモヤ→自己否定→行動鈍化。
完全に、負のループです。
この思考パターンに気づけたのは、
認知行動療法を学びはじめてからでした。
それ以来、
私はこう問いかけるようにしました。
「本当に、相手はそう思ってるの?」
「それを確認する方法ってある?」
「もし、これが友人のモヤモヤだったら、
私は何て声をかけるだろう?」
そう考えていくと、
だんだん冷静になってくるんです。
「そういえば、最後に“またお茶でも”って
言ってくれたじゃない」
「それって、嫌われてたら言わないよね?」
こうして“事実”に
目を向けていくと、
自分の思い込みが
スーッと解けていきました。
もう一つ、
大事な気づきがありました。
「完璧な会話」なんて、
この世に存在しない。
誰でも、あとから
「あれは言わない方がよかったかも…」と
思うことはあります。
でも、それで人間関係が
崩れるわけじゃない。
むしろ、そういう“人間らしさ”があるから、
親しみが湧くんじゃないでしょうか。
もしあなたも、
誰かと会ったあとに
モヤモヤすることがあるなら、
こんなふうに、考えてみてください。
・90%は、楽しい時間だったのでは?
・そのひとこと、本当に相手は気にしている?
・一つの発言で、
すべてが壊れるなんてこと、実際にはある?
・もし友人が同じことで悩んでいたら、
あなたは何と声をかける?
私たちの脳は、
危険を察知しようとして、
悪いことにばかり注目しがちです。
でも、それが現実とは限りません。
大切なのは、気づくこと。
「あ、またネガティブに偏ってるな」
「これは思い込みじゃないかな?」
そうやって気づくだけで、
思考に巻き込まれにくくなる。
今では、何かでモヤモヤし始めたら
「はいはい、またいつものパターンね」
と軽くツッコミを入れられるようになりました。
そして、
認知の歪みを特定してみる。
この習慣ができてから、
人間関係がずっとラクになりました。
そして、もっと人と会いたい、
話したいと思えるようになったんです。
あなたも、なにかでモヤモヤし始めたら、
自分の思考のクセに、
そっと目を向けてみてください。
きっと、ふっと心が軽くなる瞬間が
あると思いますよ。
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