「人体の構成要素と治療法について−発達障害の治療法としてのホメオパシーの可能性。」
私は現在、自然療法医として
①「食養指導」
②「バッチフラワーレメディの活用」
③「尿療法」の指導
④「ホ・オポノポノ」
を組み合わせて、札幌のクリニック光のいずみで色々な疾患をかかえた方々への支援をさせて頂いています。通常の標榜科としては「内科・小児科・心療内科・アレルギー科・皮膚科・産婦人科」の医師として仕事をしていますが、他の病院や診療所でどのような診断を受けた患者さんに対しても、上記の①〜④のいくつか、または全てを組み合わせて活用して頂く事で回復を計るという方針は同じです。
現代日本に住む私達が、治療方法として活用出来る方法論は、大きく分けて以下の五つになります。
1)同種療法:ホメオパシー
2)自然療法:ナチュロパシー
3)心理療法:サイコセラピー
4)手技療法:オステオパシー
5)対症療法:アロパシー
これらの治療法は、それぞれが適切に用いられれば、それぞれ単独の療法でも人間の回復プロセスを促進するために一定の成果をあげることが出来ますが、その内の数種類の療法が適切な組み合わせで用いられるなら、より根本的治癒をもたらすことが可能となります。そして、これらの療法を適切に組み合わせて用いるためには、疾患の発生プロセスを理解した上で、それぞれの療法が人間の構成要素のどのようなレベルに、どのように働きかける治療法であるかを理解することが必要です。
人間の構成要素は、現在の人間の通常の認識が及ぶ範囲である感情レベル(アストラル的レベル)までを具体的に、物質体、エネルギー体(エーテル体)、悟性、感情的魂的体と名付け、それ以上の微細なレベルを仮に一括して「原因体あるいは微細体のレベル」と名付けるなら、以下のように5段階に分類することが可能です。
1)原因体あるいは微細体レベル
2)感情的魂的体
3)表面意識(悟性)
4)エネルギー体(エーテル体)
5)物質的体
そして、上述の5つの療法の内、ホメオパシーはその薬剤としての製造プロセス、特にポテンシーを調整するプロセスにより、以上の5段階すべての構成要素に働きかけ得る治療法と推定されます。
ただ、ここで注意すべきは現在の私達の認識能力では、原因体あるいは微細体と呼ばれているレベル以上の領域に関しては、その詳細なプロセスを適確に把握することも、調整することもほとんど出来ないという点です。そして、このレベルにおける問題点を回避するために重ねられている努力が、ホメオパシー薬を作り、用いようとしているホメオパスの方々によるプルービングをはじめとする研究プロセスと、適切なポテンシーでレメディを用いるためのレメディ選択プロセスだと推定されます。
私はホメオパシーの専門家ではなく、バッチフラワーレメディを用いる医者であり、ホメオパシーの代わりに、尿療法という「人体がポテンタイズしたレメディ」を尿療法として用いる臨床家です。詳しい説明はこの文章では省略しますが、尿療法は最も安全なホメオパシー治療です。そして、特にこの3年来、クリニック光のいずみで、通院しておられる7割から8割の患者さん方に尿療法を実践して頂いた結果を通じ、私は尿療法がバッチフラワーレメディとは異なり、「肉体のコンディションや、人間関係や環境条件」などを大幅かつ直接的に変化させ得る治療法だという事を把握しました。
外なる自然界で形成された花の治癒物質であるフラワーレメディは、ほとんどの人が自分の内部のように感じているであろう「感情と精神の状態」に働きかけ、一方で、人体の内部にある腸内細菌叢というフローラ(花畑に相当)の力を借りて形成された治癒物質である尿は、ほとんどの人が内面というよりは外的条件と感じるであろう「人間の肉体と人間関係、環境条件」などを変化させて回復を促します。
私は2007年に、ハワイのカフナに伝わってきた癒しの技法を現代的に整理し、だれもが自分で自分を癒すために用いることの出来る技術として確立された、SITH(セルフアイデンティティスルーホ・オポノポノ)と出会い、自分自身の回復のためにこれを用い、患者さんにも4つの言葉によるクリーニングと呼ばれるプロセスを伝え、日々の生活と臨床でその素晴らしい効果を確認して来ました。
ホ・オポノポノでは、人間の苦しみの原因が、世代を超えて蓄積されてきた私達の「記憶」とその「記憶の再生」にあると理解し、4つの言葉を用いて、記憶を消し去り、私達の表面意識が存在の源である「神聖なる知能」≒「超意識」の導きのインスピレーションを受け取ることが出来る状態にすることを目指します。(以下の図参照)
この図で、潜在意識として示されている領域は、私達の内臓領域(感情領域)でもあり、私達の肉体に蓄積された過去のトラウマや毒素が蓄積している場所でもあります。私達のほとんどは、普段の生活において、(肉体の症状を含む)外的環境や条件に目を向けすぎていて、その外的環境や外的条件が、実は内的な記憶の再生の結果として出現していることに気づく事が出来ない状態にあります。また、過去の人間の生活条件とは異なり、現代の人間生活では、胎児期、幼少期を含む肉体形成にとって極めて重要な時期に、子ども達は、添加物、化学合成薬剤、抗生物質、ワクチンの添加物、環境ホルモン、電磁波、不必要で過剰な交感神経刺激(映画やテレビ、ビデオゲームの影響)などの、多彩な生体機能阻害因子にさらされており、これらの事が、正常な表面意識の基礎構造にあたる中枢神経系の、「正常な成長・発達・構成」を阻害しています。
人間の肉体システムを医学的に検討すれば理解されるのですが、私達の肉体全体は、中枢神経系の強い影響下に調整を受けており、中枢神経と、中枢神経から分泌される内分泌ホルモンならびに、その影響下にある自律神経機能の調整が良好に保たれるなら、首から下の組織全体も調和的な機能と健康を維持することが出来ます。そして、ホ・オポノポノの実践から理解出来ることは、私達の首から下に蓄積された記憶(ウニヒピリ(インナーチャイルド)を傷付け苦しめた過去の間違った思い込み)を表面意識(ウハネ)がクリーニングして消し去った後に、人間の表面意識はそのウニヒピリの助けによって、改めて、「神聖なる知能」≒「超意識」(アウマクア)からの導きを、インスピレーションとして受ける事が可能になるというプロセスなのですが、そのインスピレーションの受信機としての脳機能が、そもそも生来的に障害を受けている場合、このホ・オポノポノという優れた療法でさえ、スムーズに機能しない場合があるという事です。
現代の日本人における比較的新しい疾患群の一つであり、私が「生来的に脳機能に何らかの障害を受けている状態」と推定している疾患グループが、いわゆる「発達障害」と呼ばれるグループ(ADHD:注意欠陥・多動性障害)、LD:学習障害、アスペルガー症候群、自閉症、自閉症スペクトラム障害、知的障害など)です。そして、たとえば、ADHDとLDについては、以下のような複合要因仮説が推定されています。
星野 仁彦医師「近年注目を浴びている発達障害」より引用
この複合要因仮説については、三角形の基部に近い要因ほど物質的・肉体的に永続的変化をもたらす原因になりやすいと推定出来、中央部から頂部に近い項目に関しては、肉体的基盤により生じた感覚や行動の異常を、さらに固定的なものとする環境要因が述べられています。
私が先に述べた、食養生、バッチフラワーレメディ、尿療法、ホ・オポノポノといった自然療法的な治療は、中枢神経機能がある程度正常に近い機能状態にある人では、直接的かつ明瞭な効果を現しますが、誕生前からの複合要因により、表面意識の機能状態が正常からかなり「ずれた状態」にある、いわゆる「発達障害」のグループに属する人では、それらの療法に取り組む事自体が困難であることも含め、より強力な介入的治療が求められることとなり、西洋医学的では、現在、アンフェタミン類似の精神刺激薬である、リタリンと、徐放製剤のコンサータなどが用いられています。しかしながら、これらの神経刺激薬は、その服用を継続している間は症状の軽減が可能であっても、服薬を中止すると症状は元に戻ることが知られており、なおかつ、小児期から長期間にわたってこれらの薬剤を継続使用した場合の長期的影響はまだ十分には確認されていません。
これとは対照的に、五大療法を個別に検討した時、同種療法としてのホメオパシーにおいては、適切なレメディを選択することが出来れば、ここに列挙された複合要因仮説に述べられている、すべてのレベルの原因に対して治療効果を期待することが可能であり、さらにそれにより十分な回復がもたらされた場合には、ホメオパシーレメディの服用を終了しても症状再発のないレベルでの、より根本的な治癒も期待出来ます。
私は「未来の医療」においては、アロパシー、オステオパシー、サイコセラピー、ナチュロパシー、ホメオパシーのすべての治療法が適切な組み合わせで用いられることによって、どのような疾患に対しても、疾患と呼ばれている真の回復のプロセスを過剰に妨げる事なく、本当の意味で自然に沿った回復を支援する治療体制と支援のシステムが形成されることを期待しています。
そのような視野から見て、現代日本の医療システムにおいて、自然療法と同じように、まだその重要性が認識されていないホメオパシーという治療法が、人が産まれる前から蓄積した精神機能の阻害要因に対して、極めて適切な治療法になると確信しています。
複合的で重層的な要因により増え続けていると推定される「発達障害」グループの治療において、ホメオパシーが果たしうる役割には大変大きな可能性があります。そして、その可能性が現実の臨床の場で開花するためには、ホメオパシーという、優れた、そして強力な治療法の機能システムが理解され、クラシカルホメオパシーの方法論が尊重される状況を大切にする必要があると、私は確信しています。
2019年1月7日
クリニック光のいずみ院長
自然療法医 石川眞樹夫
2021年4月19日部分的に修正。
クリニック光のいずみ院長 石川 眞樹夫

