真っ暗で前なんて見えない。
足元しか見えない。
手すりも何もない道、
砂で滑りやすい足元。
細い道に、急斜面。
先なんて見てるヒマはなかった。
今がどれくらい進んだのか、
いつ辿り着くのか、
この道の先に何があるのか、
何もわからない未知のまま
ただひたすら一歩を前に出すしかない。
進むしかない。
無になってようやく、
この山が第1チャクラと
言われている意味が分かった。
第1チャクラは生命力。
生きるか死ぬか
やるかやめるか
そんな決断をする場所。
第1チャクラでは、
好き嫌いとか言ってる場合じゃないんだよね。
嫌いだろうが苦手だろうが、
生きる為にはやるしかない。
底力を発揮する場所だし、
ここが開いてようやく
第2チャクラの好き嫌いや
“私”という自我が生まれる。
初めての道で真っ暗闇で、
一歩一歩が怖かった。
こんなペースで歩いてて
サンライズに間に合うのか、
不安だった。
だけどガイドの男の子は、
「ここに足出すといいよ」と
教えてくれるし、
私が歩きやすいように
誘導してくれるし
「大丈夫?休む?」と
心配してくれるし
よく分からない話で
励ましてくれる。
彼に手を差し出されて
その手を握った瞬間は、
弱くて頼りなかった男性性から
頼もしくて優しい男性性に
バトンタッチした瞬間だった事に気付く。
ほら、どっちが良い?
どっちが好み?
と聞かれているようだった。
私が、
「この山を登ってみたい。
上からの景色を見てみたい。
そこで私は何を感じるのかを知りたい。」
そう思ってしまったんだもん。
黙って連れてけよな!!!
山登り最中に、
自分に怒りが沸いて
ブチ切れてた。
バトゥール山が活火山なのも
影響してるかもね![]()
ひたすら登って登って
辿り着いた時の感動よ!!
登れた自分の体に感動した。
半年前は入院で1ヶ月半も寝たきりだったし
退院したからってその生活は変わってない。
体力なんてないと思っていた
私の体が、登山したの😭
もう十分なほど
感動した私だったけど、
一応メインはこの場所から
サンライズを見る事だったので
日が昇るのを待つ。
まだまだこんなに真っ暗。
登るまでの恐怖と不安感。
もうやめたい、諦めたいって思ったけど、
登ってみればこんなに守られている事を知る。
手を引かれ、後ろを支えられ、
声を掛けてもらいながら
私はただ足元だけを見て進んだ。
先が見えないまま辿り着いた場所は
特別な場所でも何でもない。
だけど、
自然現象の奇跡を見て
人の優しさに触れて、
そしてその全てをひっくるめて最後に思う事は、
「私、よくやったね!よく頑張ったね」
という自分への敬意と、
「こんな景色を見せてくれてありがとう」
という自分への大きな感謝。
今この山を登ってきた数時間前の私にも、
数日前にバトゥール山を見つけた私にも、
2ヶ月にバリ行きを決めた私にも、
この半年間身体の調整をしていた私にも、
過去全ての私に心からの
「ありがとう」を浴びせた。
一緒に登った仲間達!!
日が昇ったところで、
次は下山!
もう当たり前に手を握って歩く私達(笑)
私の足がガクガクで介護に近い![]()
![]()
僕の疲れは減ったよ」
的な事を言われた。
その後私の頭に響いた言葉は、
これからも僕は頑張るよ」

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