「ゆく川の流れは絶えずして
しかも元の水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と住みかと、
またかくのごとし。」
鎌倉時代に書かれた
「方丈記」の有名な一説です。
古来より人生はよく
川の流れに例えられますが、
流れない水(動かない水)は、
淀んで腐り、
易でも「沢水困」は
「4大灘卦」の一つです。
水は流れながらカーブや岩や
色々な障害物と出会って
たくさんの経験をし
流れ続ける事によって、
絶えず浄化され、
魚や水草や微生物など
自らの中に命をはぐくみます。
しかし流れに乗る事と
流される事は違います。
困難な状況に出会った時
人は思考をやめて
自然の流れに乗る
という選択をするかもしれません。
自然の力に抗い
いつでも何が何でも
自らの意思で流れを作る
という発想は執着になり
時には難しいかもしれません。
しかしそこに自分の意志が
全く無いというのは逃げで
責任を取るのが嫌で
ただ流されているだけかも。
迷っている時間はもったいない。
その裏には不安や比較、
損得の駆け引きなど、
混乱のエネルギーが潜んでいるから。
決断はできるだけ迅速に、
もちろん伴うリスクも
引き受ける覚悟で。
ブレない自分がそこにあれば
流れに乗りながら
ただ流されるのではなく
流すこともできるのはずです。
困難な状況下であるほど
ブレない自分の在り方が試されます。



