嘘。
 
嘘はついてはいけないよ。
嘘つくことは悪いことだよ。
 
噓つきは泥棒の始まり、とも言うしね。
 
嘘を平気でついてしまうような人になってほしくないから。
嘘は絶対いけないよ。
ついつい、子供に言ってしまう。
 
でも。
もしも嘘ついてしまったときにも、絶対、なんて縛りすぎてしまったら。
子供はどうなってしまうだろう。
 
絶対してはいけないことを、してしまった自分だと思い。
 
悪いことをしてしまった自分に対して、密かにずっと心の内で責め続けてしまうかもしれない。
 
もしくは固く閉ざさせてしまい、
絶対してはいけないことをしてしまったなんて、認めてしまう訳にはいかない、と。
嘘をついたと認める、反省するチャンスを奪ってしまうこともあるかもしれない。
 
 
そんなふうになってしまうことを求めてるわけじゃない。
 
ただ、平気で嘘をつける人になってほしくないんだ。
 
でも、大人だって嘘ついちゃうこと、ある。
絶対、なんてできない話。
 
でも、知ってる。
嘘をつくことは悪いこと、だと。
だから人を騙したり陥れたり傷つけてしまうような嘘は、しようとは思わない。
 
嘘はついてはいけないよ。
嘘つくことは悪いことだよ。
 
子供がもしも嘘をついてしまって、それがバレてしまったとき。
本人は、きっと心の中でじゅうぶん何かを感じてるはず。
それでいいじゃないか。
そこで何かを感じることが大事なんだ。
だって、本人は自分の経験を通してそこから学ぶことが出来るから。
 
自分だって。
そこを通って学んできたじゃないか。
 
だから。
嘘つくことは悪いこと、だと教えても。
もしも嘘をついてしまったときに。
絶対嘘をついてはいけないんだよ、と厳しく取り締まる必要はないかもって思った。