今日は、音楽家・A様の来月行われるピアノ演奏会用ドレスの2回目の仮縫を行いました。

 

お客様と作り手のコラボであるオーダードレスの仮縫いは、まるでお客様との即興演奏をしているような緊張感と高揚を感じます。

 

お客様との出会いやご縁がそうであるように、ドレス作る工程も目に見えない不思議な導かれているような力が、一番ご本人にふさわしいラインを描き出されるような瞬間もあり感動しました。

 

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A様がご持参くださったのは、染める前の白い反物。

 

七五三のお祝いの際に、A様のお祖父様がご用意されたもの。弟さんのご誕生なども重なり、お母様のお忙しさからお着物にならないままタンスで眠っていらしたそうです。

 

お預かりした大切な反物は、まず染色をしてからのドレス制作になります。

 

近くの着物屋さんにお問い合わせしたところ、通常では染色だけで3ヶ月の期間を要するとのことで、10月までのドレス制作を一旦は諦めかけました。

 

ドレスクリーニングでいつもお世話になっている堺さんにご相談したところ、こんなキーワードで検索してみたらどうですか、とのアドバイスを頂戴して、その通り探したところ短期間で仕上げてくださる着物屋さんに出会うことができました。

 

ただ短い期間で仕上げてくださるだけでなく、なんとも心のこもったお仕事をしてくださる社長様とスタッフの方々とのご縁に感謝が深まりました。

 

A様がお持ちくださった反物をお渡しした際、受付してくださったご担当の方と反物をチェックしてくださったご担当のかたが目を見合わせて、「なんて綺麗な状態で保管されていらしたんんでしょう!!」と驚いていらっしゃいました。

 

そして仕上がった反物がこちら。

優しく女性らしくて豊かさを感じられるお色に、お祖父様もお喜びされていらっしゃると思います。

 

美しく染め上がった生地で作るドレスは、お祖父様の願いが込められていますから、一生ものとして長くお召しいただけるように、A様とご一緒に丹念にシルエットやラインを決めて行きました。

 

胸元のカットやスカートのシェイプ加減も、1回目の仮縫いで確認後に、再度立体裁断をしてなめらかなラインを追求しました。

 

 

「神は細部に宿る」ということわざの通り、微差の積み重ねが仕上がりを左右していきますから、一つ一つの工程を丁寧に行います。

 

A様のお祖父様のお優しさや愛がたくさん込められた反物で、ドレス制作をさせていただけますことに心から感謝しています。

 

共布のコサージュもご依頼いただきました。

 

どうぞ、来月の仕上がりを楽しみにお待ちくださいませ*

 

 

着物リメイクは、通常のドレス制作に増して、さまざまな工程が必要なことから、私たちの制作だけでなく、支えてくださる方々のお力のおかげで成り立っていることを改めて感じる機会となりました。

 

たくさんのキャリアから様々なご縁を結んでくださった堺さん、今回ご縁をいただいた着物屋さん、そしてサイトを運営やバックアップしてくださる方々や腕の確かな職人さんにも心から感謝しています。

 

 

そして、いつもブログを読んでくださる方々のお力をいただき、ブログを続けることが出来ています。

 

今日も読んでくださって、本当にありがとうございます。

 

 

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